日別アーカイブ: 2009年5月16日

メビウス PC-NJ70A 画面解像度とタッチ

SHARP メビウスのモニターに当選してしまいました。

募集がすぐ終わったとか倍率高いとか新しいセンサーを使っているとか、
ちょうどその話をしていた直後だったので目を疑いました。
なにせ「募集時点ではスペックや詳細が未発表だったので、自分はもっと小型の
デバイスを期待してた・・」とかその場で興味なさそうに発言してた本人が
当たってしまったのだから尚更です。

すでに発売されているようですが、モニター自体は来週以降なので少々待たされます。

SHARP Mebius PC-NJ70A

スペック的にはほぼ一般的な Atom N270 PC です。
特徴的なのは独自のタッチパッド。
液晶画面がついているだけでなくセンサーも兼ねた代物で、画素一つ一つが光を
読み取っているようです。
この新しいデバイス&センサーは使ってみたいところです。

もう1つ興味あるのは、タッチパッド部の液晶も結構解像度が高いこと。
854×480 ドットというと初代 EeePC 701 とほぼ同じ広さな訳ですから
この中でデスクトップやらブラウザやら普通に動かしていたことになります。
タッチパネル部のサブ画面をウィンドウズでどこまで自由に使えるかわかりませんが、
画面を広くするためのひとつの方法かもしれません。

思い返すと初めて買ったノート PC がSHARP メビウス ワイド PC-W100 でした。
メビウスワイドの画面は偶然にも同じ 1024×600 ドットです。

ネットブックが出てから 1024×600 ドットはごく普通のありふれたサイズに
なりましたが、13年前の当時は大変珍しいものだったのです。
横をのばしたというよりも 1024×768 から縦を削ってキーボードを圧迫せずに
本体サイズを小さくしようとしたもの。

当時のスペックをあらためて見ると Windows95 で RAM は 16MByte に HDD 1GByte。
CPU も Pentium 133MHz。さすがに 13年の年月を感じます。
これでも当時は DirectX3~5 を入れて Direct3D の RampDriver でプログラムを書いていました。

メビウスワイドから今まで、この間に使ってきたノート PC は
1024×600~1024×768 が圧倒的に多かったことに気がつきます。
記憶容量も演算速度もバス速度も描画速度も著しく向上しているはずなのに、
意外なほど長期間にわたって小型ノート PC の解像度が変化しませんでした。

もちろん最近は LOOX U の 1280×800 や VAIO type P の 1600×768 のように、
より詳細な液晶画面を搭載するものも出てきています。

PC-NJ70A を見て思ったのは、高解像度化に消極的なメインの液晶画面の代わりに
サブモニタを増やしてマルチ画面化するのも小型ノートパソコンの方向の 1つとして
ありなのかもしれないということ。
CPU が Multi core 化するように。

あとはサブ画面をどこまで自由に使えるか。
もしかしたら Windows SideShow でしょうか。
無理かもしれないけど理想はデスクトップの延長として使えることです。
Windows7 だと multi touch API が整備されているので、もしドライバがあるなら
すぐにでも使いたいところです。
現在 Multitouch 対応 PC として HP TouchSmart PC IQ800 を触っていますが
外周にセンサーを配置した光学式で 2点まで同時に識別することができます。
PC-NJ70A ではもっと自由に点を取れたらいいですね。

期待点まとめ
・タッチパッドとして
・画面の拡張、サブ画面として
・マルチタッチ対応センサー付きモニタとして
・別の入力手段として、位置的に親指シフトキーを配置できたりするかも

関連エントリ
Windows7 とマルチタッチ / HP TouchSmart PC IQ800