日別アーカイブ: 2009年6月2日

メビウス PC-NJ70A (3) Windows7 RC を入れる

SHARP Mebius PC-NJ70A に Windows7 RC x86 入れました。
気になるタッチパッド部分のアプリも動作しています。
Aero Glass も半透明。

mebius pcnj70a

Windows 7 RC の エクスペリエンスインデックス
CPU  2.2
RAM  4.3
AERO 2.0
GAME 3.0
HDD  5.3

以下手順の詳細です。
リカバリディスクの作成はすでに終わっているものとします。

(1) インストール領域の作成

デュアルブートの場合 Vista で起動し、
120GB の “MEB_V7710T (C:)” をパーティション分割します。

スタートメニュー → コンピュータの上で右ボタンメニューから 「管理」
  ディスクの管理→ MEB_V7710T の右ボタンメニューでボリュームの圧縮

さらに 18GB の D: ドライブを削除して連続する未使用領域とする。
61.6GB ほど確保できました。(環境によって増減)

(2) ドライバの保存

C:\SHARP 以下のドライバをメモリーカードや USB メモリなどに保存しておきます。

(3) Windows7 RC の install

USB の外付けドライブから Windows7 RC の DVD を起動して、(1) で作った
未使用領域に新規インストールします。

この状態では光センサータッチパッドは、マウス互換の単なるタッチパッドとして
機能しています。

インストール中に無線 LAN 設定の画面が出るので、もし接続できるならここで
設定します。ここで接続しておくとドライバをネットから検索できるようになります。
あとから Windows Update しても同じです。

(4) 残りのドライバを入れる

Windows7 で起動したら不明なデバイス 2個のドライバを入れます。
不明なのは acpi 関連と lcd-pad。手順はどちらも同じ。

デバイスマネージャーで不明なデバイスの右ボタンメニューから
  「ドライバーソフトウエアの更新」
  → コンピュータを参照してドライバーソフトウエアを検索します
  → [参照] ボタン
  → (2) で保存したフォルダか、D:\SHARP を指定

「 SHARP eco Button Driver 」と「 SHARP LCD-Pad Driver 」が入れば完了です。

(5) 光センサー液晶パッド用ソフトウエアを入れる

D: ドライブ ( MEB_V7710T (D:) ) が見えているなら D:\SHARP\DRIVERS\SubLCD を
開きます。(2) で保存したドライバフォルダの SubLCD でも構いません。
SubLCD 内の setup.exe を管理者権限で実行します。
setup の上で右ボタンメニューから「管理者権限で実行」を選ぶ。

インストールが終わると SHARP 液晶パッド設定を実行できるようになりますが
まだ下画面は出てきません。

C:\Program Files\SHARP\SubLCD\SLMgr.exe

を実行します。これで液晶パッド部の画面が出ます。
一度実行しておけば、次からは再起動しても画面が出てくるようになります。
何もしなくて良いです。

電卓、手描きイラスト、手書き文字、フォトはそのまま使えます。
マウス操作時の背景なども OK。
辞書や電子ブック、エンターテイメントメニューなど、後から追加するタイプの
アプリケーションはまだ空っぽです。この辺は未調査。

(6) 液晶の輝度変更ソフトを入れる

[Fn] + [F6]/[F7] の明るさ変更がきいていないので、代わりのソフトを入れます。
VAIO type P 用に作った下記ソフトがメビウス PC-NJ70A でも使えました。

backlightwin v1.00

手順
 1. アーカイブ内の backlightwin.exe を適当なフォルダにコピー。
 2. backlightwin.exe の右ボタンメニューからプロパティ → ブロックの解除
 3. ショートカットを スタートメニュー内の スタートアップ フォルダに作っておく

操作は [Ctrl]+[Alt]+[F5]/[F6] になります。

(7) 電源設定の確認

コントロールパネル → 電源設定 → バランスの右端にある「プラン設定の変更」
 → 「詳細な電源設定の変更」で電源オプションが開く

電源オプションのダイアログの中に「シャープノートパソコンの設定」ができている
ことがわかります。

この中の「サブ画面のセンサー設定」を開くと
  バッテリ駆動: バランス
  電源に接続: 処理優先

となっていることを確認します。
「処理優先」にしておくと、光センサー液晶パッドの反応が若干改善されるようです。

この設定は Vista にもあります。Vista だと購入時の設定がどちらも「省電力」
なので「処理優先」にしておいた方がよいかもしれません。

● Windows7 RC の利用

液晶パッドも動いたので、このままでも何ら問題ない気がします。
動作も速くて快適です。

タッチパッドはマウスとしての認識で、タブレットのような特殊なデバイスとして
識別しているわけではないです。将来のドライバ更新で変わるでしょうか。

少々疑問だったのは無線の接続表示が 11n (135Mbps) となっていること。
ファイルを転送してみると 48Mbps くらいだったので一応 11g の速度内。

いくつかのソフトはまだ入ってないですが、無線 LAN のつながりやすさや
標準でサポートしている Bluetooth プロファイルなど Windows7 の良い面も多いです。

まだタッピングを off に出来ないので、タッチパッドをマウス操作モードで使って
いると指が触れて誤動作することがあります。結局 Bluetooth マウスを使ってます。

関連エントリ
メビウス PC-NJ70A (2) 初期セットアップとメモリ増設
メビウス PC-NJ70A 液晶センサータッチパッド
メビウス PC-NJ70A 画面解像度とタッチ
Windows ノート PC の backlight の明るさ変更方法