暇なときに SPU(SPE) の命令を眺めたりしてましたが、普通の CPU ぽい命令が
かなりあって意外でした。というかレジスタが128bitでどの命令もSIMDになってる
だけでそれ以外は普通な感じです。
http://cell.scei.co.jp/

○演算は基本的に4種類
・8要素 16bit short int
・4要素 32bit int
・4要素 32bit float
・2要素 64bit double float

Intel でいえば全部 SSE で書いてるようなもの。x64 以降は fpu ではなく浮動
少数演算には常に SSE を使うらしいので割と近いのかもしれません。そういえば
VisualC++ も 2005 版になってデフォルトで SSE を使うようになってますね。

もちろん SPE は 3オペランドなので、その点は SSE 系より使いやすそうです。
レジスタも多いし。

もうひとつ意外だったのが、浮動少数演算系の命令が少なくて本当に必要最小限
であること。GPU の Shader のような至れり尽くせりのベクトル演算を期待すると
少々肩透かしを食らいます。(Shader の高度な演算も内部では複数の演算に分解
されている可能性はあります)

初期の SSE のように水平加算系の命令はなく、内積演算等でも同じようにベクトルの
並べ替えが発生するようです。4ベクトル同時演算の SIMD を活かすにはやっぱり
AoS SoA 変換も必要らしい。

GeForce8800(G80) がスカラー単位の演算ユニットに分離したのとは方向性が異なり
ます。そういえば G80 では内積などの水平系命令は演算ユニットをまたぐわけですが
どのような実装になってるんでしょう。