GeForce8800 のドライバが出た(?)ので早速 D3D10 を試しています。
ずっと DirectX SDK には Direct3D10 の Preview が付属していましたが、
RTM した December でもマニュアルが融合しただけで D3D9 も D3D10 もどっちも
入った状態なのは一緒です。

これまでも、DirectX9 に入ってた DirectInput はずっと DirectInput8 の
ままだったし、DirectSound も DirectSound8 でした。
なので Direct3D も、DirectX 全体のバージョンとは独立したナンバリングが
行われたようです。

といっても、もともと DirectX の初期の頃は各コンポーネントごとにばらばらに
インターフェース番号がついてました。

で、確か DirectX7 のときに SDK 全体の番号と各インターフェースの番号の統合
が行われました。ほぼ全部のインターフェースの番号を SDK の番号にあわせたわけ
です。

だから元に戻ったようなものでしょうか。

D3D10 はインターフェース周りからフォーマット名のシンボルから使い方まで
Direct3D9 と全く違ったものになってます。
結構大変に見えるかもしれませんが、DirectX7 まではだいたい 1年に一回
こんな感じで大幅な刷新があったんですよね。

とりあえず D3D10_DRIVER_TYPE_HARDWARE でちゃんと高速に動作しました。


API セットは Fixedパイプが無くなってかなりすっきりしたはずなのですが、
その代わり汎用性が増して自由度があがったためか、インターフェースの種類も
かなり増えています。おかげで一見しただけだと全体の構造がわからなくなって
しまいました。
例えばテクスチャの読み込み1つ見てもやるべき手順が増えてます。

また従来は目的毎に API があったため何をやるのかは割と明確でした。今では
ライティングもマテリアルもフォグも何から何まで Shader の実装依存になった
ために専用の API や構造体は無く全部汎用です。

逆に Depth, Stencil あたりの判定の流れは変わっていないので、レガシーに
感じてしまいます。

設定やパラメータの渡し方も大幅に変更になっています。効率優先でできる限り
バッファに置く構造となっていて、非常に徹底したものです。
いまのビデオカードは RAM 容量もかなり多いので、これを活用する構造にシフト
したのでしょう。コマンドストリームに乗せるものは最小限です。


・マニュアルのミス?
 December でマニュアルの D3DX10CreateShaderResourceViewFromFile() の引数が
 足りないようです。
 実際の定義では D3DX10_IMAGE_LOAD_INFO と ID3DX10ThreadPump* の2つが追加
 されています。

 チュートリアルやプログラミングガイドでも、たまに関数名が間違ってることが
 あるようです。例えば

 DirectX Graphic
  Direct3D 10
   Programming Guide
    API Features
     Reference Counting
 の最後の pDevice->GetRasterrizerState() 等。

 もしかしたら設計の最後に、全部の API 名が RSGetState() のように RS~、PS~、
 OM~、と整理されたのかもしれません。こういうミスはその名残かも。



・その他気がついたこととか随時

HLSL は technique ではなく、technique10。間違えると signature 取れずにはまる。

D3D10 では Set 系で Reference Count が増えない。

Texture の管理に ResourceView を使った場合、開放の手順が多少複雑。
データの実体は ID3D10Texture2D なので、Resource の開放も必要。