日別アーカイブ: 2010年12月28日

Creative ZiiO 7 使ってみた

ZiiO7 を 1日使ってみました。
ZiiO は Creative の Tablet 型 Android 端末です。

Creative ZiiO 7

●大きさ

Galaxy Tab のレビューによくある「ちょうどいい大きさ」に納得といった感じです。

・10インチほど重くない、片手で持って疲れない重さ
・スマートフォンより画面が大きい、解像度は低いが情報量が多くタッチしやすい

基本はタブレットですが、7インチサイズは持ちやすさと軽さのバランスが
とれた位置にあると感じました。

●タッチパネル

買った直後は失敗だったかと一瞬後悔したのがタッチパネルです。
店頭でも十分試したし、感圧型、抵抗膜式だと頭では分かっていたけど電源投入
直後の ID 登録画面ではまりました。

 ・開封直後のタッチパネルは食いつきが良く滑りが悪い
 ・タッチパネルのキャリブレーション前なのでタッチ位置がかなりずれていた

「設定 → サウンド&画面設定 → Touch screen calibration」で
キャリブレーションしたり、設定などを行っているうちに力の入れ具合が
分かってきます。

・ホーム画面の空きエリアなど、タッチボタンでないところは静電式みたいに
 指の押し付けでスライド可能。軽くスライドしても反応。

・リスト画面など全面タッチ可能なボタン部分のスクロールは間違ってタッチになる。
 爪を立て気味にして素早くスライドするとミスしづらい。

・ブラウザのリンクやソフトキーボードなど小さいボタンは爪で軽く押せるので
 狭いエリアに対して確実に操作できる。

慣れると比較的スムーズに使えています。保護シートはなしです。
特にソフトキーボードとの相性は良いと感じました。
縦持ちで QWERTY キーボードが押しやすい大きさとなり、両手の親指の先端で
押すようにすればかっちり反応します。

LOOX U/G90 など、抵抗膜タイプでもマルチタッチ可能なパネルはありますが
残念ながら ZiiO はシングルタッチのみです。

●ボタン

Android ボタンは左から [検索] [HOME] [MENU] [戻る]。
液晶部と同じタッチパネルの一部です。

ここは未だに正確な操作できず、ミスして何度か押し直すことがあります。
設定で振動のフィードバックがありますので、ON にしていれば多少ましに
なるようです。ただ振動よりモーター音が気になるかも。

またバックライトがないので暗いところでは識別が困難です。
触ってわかるようなシールを貼るなど、改善のため工夫が必要かもしれません。

●電源ボタン

電源も少々押しづらいボタンです。
スリープからの復帰が遅いので、反応していないと思って何度も押してしまう
ことがあるからです。

一度カチッと押したら2~3呼吸ほど待つのが正解。

タイミングが分かるまでは何度も押してしまい、場合によってはデジタイザが
反応しなくなり強制シャットダウンしなければならないことがありました。

ZiiO7 は電源ボタン長押しで強制シャットダウンです。
(ZEN Touch2 は長押しシャットダウンが出来ず、microSD スロットの横の
リセット穴を使います。リセットピンの携帯が必須。)

LuvPad は何らかのボタンが押されてよく電源が入ってしまうことがあります。
ZiiO7 の電源は勝手に押されることがなく、他のボタンでもスリープから
復帰しないので大丈夫そうです。

●画面

やはり視野角が狭く、縦持ちだと若干左右の見え方の違いが気になります。
ただ比較的画面が小さいせいか、LuvPad よりはあらが目立ちません。
水平に置いても画面の回転が暴れることがなく HOME 画面も回転ロックできます。
解像度は 800×480 で決して高くなく発色も浅めです。

まだ試していませんが HDMI 出力が付いています。
ZEN Touch2 の方は HDMI でなく Video 出力があるようです。

●ソフトウエアなど

HOME 画面も独自で多数の Zii アプリが揃っています。
この点最小限のアプリしか含まれていない ZEN Touch2 とは大きく違います。

Android 端末として使うなら、最初にある程度ソフトウエアの導入が必要でしょう。
ZiiO Space は Simeji の導入や AndroApp, Andronavi へ導いてくれますが
やはり Android マーケットが無いのは手間がかかります。

ZiiStore という独自ストアもありますが登録本数は多くありませんでした。

●最後に

難点は HOME/MENU/BACK ボタンが押しづらいことと液晶の質。
縦持ちだと右からみると濃く見えて、左からは全体的に薄くなります。
マーケットアプリもないのでアプリの導入や更新は簡単ではありません。

それでも個人的には持ち歩きたくなる端末です。
本体も薄型で抵抗膜式なのにスムーズに操作できてブラウザも見易いサイズ。
ソフトキーボードも程よい大きさで押しやすかったので、モバイルルータと
セットで活躍しそうです。

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