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1bit LLM Bonsai 27b を使ってみる

Qwen3.6 27b をベースにした 1bit (or 3値) モデル Bonsai 27b が公開されました。

Qwen3.6 27b は使い勝手の良いモデルですが、Dense なので推論は低速です。快適に使用するためには性能の高い GPU を使い全部 VRAM に乗せる必要がありました。(詳しくはこちら) Q4 でもエージェントのように長いコンテキストを扱う場合は VRAM 32GB の GPU が必要になります。

Bonsai の 1bit or 2bit (3値) では GGUF でおよそ 4GB と 7GB で非常に小さくなります。少ない VRAM でも動作するのでどれくらい動くのか試してみました。

Ternary 版実行までの手順 (Windows + CUDA)

  1. モデルのダウンロード
  2. GitHub の Prism-ML から llama.cpp のブランチ版をダウンロードします
  3. llama-prism-b1-62061f9-bin-win-cuda-12.4-x64.zip を展開してフォルダ名を “llama-prism” にしておきます
    • llama-prism フォルダはダウンロードしたモデルと同じ場所にあるものとします
  4. cudart-llama-bin-win-cuda-12.4-x64.zip を展開して、中の 3つの DLL ファイルを “llama-prism” フォルダの中にコピーします
  5. 以下の内容でバッチファイルを作成してから実行します
llama-prism\llama-server.exe --model Ternary-Bonsai-27B-Q2_0.gguf --ctx-size 8192 --temp 0.7 --top-p 0.95 --top-k 20 --port 8080 -fa on --fit off --no-mmap -ngl 99
  • モデルや llama-server のパスが異なる場合は修正してください。また –ctx-size の 8192 は、VRAM 容量や用途に合わせて調整してください。VRAM 16GB の場合は 122880 (120K) くらいまで増やせました。
  1. ブラウザで「 http://127.0.0.1:8080 」を開きます
    • ブラウザ上の UI でチャットが可能です
    • Reasoning を有効化する場合は入力欄下側の電球アイコン「💡」から変更してください

使ってみる

Ternary 版 (Q2_0) の速度は GeForce RTX 5060Ti 16GB で 40 tps でした。同じ 2bit 最小の Qwen3.6 UD-IQ2_XXS は 8.75GB で 30 tps だったので、Bonsai の方が小さく高速に動いています。

UE5 5.8 の mcp による Blueprint 編集を試してみましたが、残念ながら途中でループが発生してタスクを完了できませんでした。さすがに過度な期待は禁物です。量子化されたモデルを含めて UE5 の mcp 編集の結果をまとめてみました。

ModelsizeRTX5060TiUE5 BP
Ternary-Bonsai 27b Q2_06.67 GB40 tps
Qwen3.6 27b UD_IQ2_XXS8.75 GB30 tps
Qwen3.6 27b Q3_K_M12.6 GB△ (初回は完了、編集で失敗)
Qwen3.6 27b Q4_K_M15.6 GB

関連ページ

Qwen3.6 27b の速度の比較

Qwen3.6 27b は性能が良く、Local LLM で UE5 の Blueprint 編集もできるなど使い勝手の良いモデルです。ただし Dense モデルなので推論速度はあまり速くありません。以下様々な環境での Qwen 3.6 27b の比較です。tps の値が大きい方が高速です。

CPUGPUMTPなしMTPあり
Ryzen 7 7840HS DDR5-5600— (CPUのみ)2.16 tps3.84 tps
Ryzen 7 7840HS DDR5-5600Radeon 780M (8GB)2.39 tps5.28 tps
Ryzen 7 4750G DDR4-3200Radeon 7600 8GB2.78 tps4.12 tps
Ryzen 7 5700X DDR4-3200GeForce RTX 5060Ti 16GB8.70 tps10.24 tps
Ryzen 9 3950X DDR4-3200GeForce RTX 4060Ti 16GB8.76 tps10.75 tps
Core i7-13700 DDR5-5600GeForce RTX 4060Ti 16GB10.39 tps11.26 tps
Mac mini M4 Pro 12CoreApple Silicon 16 Core11.71 tps
Ryzen AI Max+ 395 LPDDR5X-8000Radeon 8060S (96GB)12.96 tps23.11 tps
Ryzen 7 9700X DDR5-5600Radeon AI PRO R9700 32GB33.10 tps55.73 tps
  • llama.cpp b9957, Qwen3.6 27b UD-Q4_K_M, ctx 4096, PC 側はいずれも Performance Mode に設定

コンパクトなので比較的多くの環境で動きますが、Dense モデルなので快適に使用するためにはそれなりの性能が必要となります。また実際の用途では ctx サイズを増やす必要があり、速度はさらに遅くなります。特にエージェントでは入力プロンプトも長くなるため、追加で Prefill による待ち時間も考慮する必要があります。Prefill では演算性能も重要となりさらに条件が厳しくなります。以下は llama.cpp の llama-bench による pp の値です。値が大きい方が高速です。

CPU/GPUpp512tg128
Ryzen 7 7840HS + Radeon 780M (8GB)CPU+GPU57.32 ± 0.062.49 ± 1.02
Ryzen 7 5700X + GeForce RTX5060 Ti 16GBCPU+GPU28.54 ± 0.058.58 ± 0.02
Mac mini M4 Pro 12Core / 16CoreGPU100.07 ± 0.0211.87 ± 0.04
Ryzen AI Max+ 395 128GB (EVO-X2)GPU274.92 ± 2.4113.02 ± 0.01
Radeon AI PRO R9700 32GBGPU806.69 ± 0.8733.36 ± 0.01

Ryzen AI Max+ 395 の場合は Active パラメータが少なく、代わりに RAM 容量を活かせる 122B-A10B の方が向いていると思うのですが、Qwen3.6 でこのサイズが無いのが残念です。

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Android 17 版 Pixel の Linux ターミナル

Android 17 にアップグレードしたところ、ターミナル機能 (Linux 開発環境) でメモリ容量を選べるようになっていました。前はスマートフォン本体の RAM 容量にかかわらず 4GB 固定だったので使いやすくなってます。下の画面は Android 17 に更新した Pixel 10 Pro です。10.9 GB まで増やせるようです。

RAM が 8GB しかない Pixel 9a ↓でも 5.2 GB まで選べるようになっていました。

スマートフォンSoCGPU物理 RAM 容量Linuxの最大容量
Pixel 10 ProTensor G516GB10.9 GB
Pixel 9aTensor G48GB5.2 GB

Linux ターミナル機能とは

Pixel スマートフォンに搭載されている Linux 仮想マシンです。CLI だけでなく GUI にも対応しており、開発環境を構築したり Linux のアプリケーションを走らせる事ができます。

Linux ターミナル の有効化方法

有効化方法 (インストール方法) はこれまでと同じです。Android の設定の「システム」→「開発者向けオプション」から「Linux 開発環境」を有効化します。これでアプリケーションドロワーに「ターミナル」アプリが追加されます。もし開発者向けオプションが見つからない場合は、設定の「デバイス情報」→「ビルド番号」を 7回以上タップしてください。

GUI 画面でマウスカーソルが表示されない場合は以下のコマンドを実行してください。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y
sudo apt install xcursor-themes

タッチアイコンが ON の場合は、タッチパッドのようにマウスカーソルを操作できます。ダブルタップのあとドラッグするとウィンドウの移動やリサイズできます。Bluetooth マウスやキーボードも利用できます。

メモリを増やして大きなアプリケーションを動かせますし、逆に RAM が少ない機種の場合は減らして安定動作優先にするのも良いかもしれません。

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