日別アーカイブ: 2008年1月19日

Bluetooth が便利なこと

・キーボードがつながる
・マウスがつながる
・携帯電話をモデムにしてネット接続できる
・オーディオアダプタがつながって音楽再生
・PDA の同期ができる(ActiveSync)
・WiiリモコンやバランスWiiボードがつながる
・PDA や携帯電話のファイル転送ができる

その他試していないけど

・ヘッドセットがつながる
・GPSユニットがつながる

などなど。

早い話、USBでできることのワイヤレス版、と思えばほぼイメージに近いです。

ワイヤレスマウスやキーボードも、それぞれ専用のレシーバーを使う
必要がなくなります。PCに内蔵されていればそれで済むし、
アダプタをつける場合も1個でできます。

さらに A2DP では Bluetooth 自体が PC 上の音源として認識されます。
USB 音源のようなもので、対応受信機さえあれば PC に音源が無くても
ヘッドホンやスピーカーが鳴らせます。

欠点は接続時にペアリングが必要なこと。
 ケーブル抜き差しだけで済むUSBよりも最初に若干手間がかかります。

それと通信速度が遅いこと。
 ストレージ系など大容量のデータ転送は苦手です。

また対応機器の選択の幅が狭く、それぞれ結構な値段がすること。

そして bluetooth stack によって対応プロファイルの違いがあって、
結果として使えたり使えなかったり、相性の問題が生じてしまうことでしょうか。
操作方法もソフトによって異なっています。

これまで EM・ONE のダイヤルアップ接続と Keyboard くらいにしか
使っていませんでしたが、bluetooth のプログラム作ったり調べたり
していたらすっかりはまってました。

 ノートPC(Windows)
 マウス
 外部キーボード
 ネット回線 (EM・ONE)
 ヘッドホン
 ゲームコントローラ (Wiiリモコン等)

が全部無線でつながってしまいました。PCから伸びているケーブルは無し!
(それぞれバッテリーが持つ間だけ)

USB の Bluetooth アダプタは3種類試しましたが、基本的には Windows XP
でも Vista でも標準のドライバで使うことができました。x64 でも大丈夫です。

ただし Windows 標準の bluetooth stack では A2DP 等のオーディオ系
プロファイルが使えず、必要な場合はアダプタ付属の bluetooth stack や
他のソフトに頼ることになります。

このときアダプタ付属の bluetooth stack は、Vista や x64 未対応の
場合もあるため注意が必要です。

また API の違いもあるので、すべてに対応する場合プログラム側の工夫も
必要でした。プログラムによっては bluetooth stack の種類に依存する
可能性があります。
Toshiba bluetooth stack と Bluesoleil 対応

結局 Bluesoleil 5 を購入しました。Windows の stack と異なり
A2DP は使えるようになったものの、代わりに bluetooth による
WM 端末の ActiveSync 接続が使えなくなりました。悩ましいところです。

まとめ
・bluetooth stack によってプロファイルが異なる
・bluetooth stack によって API が異なる
・bluetooth stack によって OS に対応していないことがある