日別アーカイブ: 2008年12月21日

EeePC 901 の SSD 交換 BUFFALO SHD-DI9M 32G と Vista

ASUS EeePC 901 (初代 12GB) の内蔵 SSD を交換しました。

BUFFALO Inspiron Mini9専用 MLC 搭載 内蔵SSD SHD-DI9M シリーズ

Dell の Inspiron Mini9 専用ですが EeePC 901 でも使えるとのこと。
参考にしたページはこちらです。取り付け方なども丁寧に解説されています。

x-gadget:blog  「BUFFALO SHD-DI9MをEee PC 901-Xへ装着する」を公開

購入したモデルは 32GB SHD-DI9M32G。BUFFALO 直販サイトでは 8800円となっています。

EeePC 901-X では内蔵 4GB SSD の代わりに取り付けます。
基板を取り出すまで分解が必要ですが、上記サイトの PDF で非常に丁寧に詳しく
解説されています。おかげでスムーズに交換できました。

引っかかったのはタッチパッドのフラットケーブルコネクタだけ。
  外し方が甘く、パームレスト部を外すときにつながったままだったのと、
  取り付け後、差し込みが甘くて最初タッチパッドが使えなかったこと。
  OS インストール時に気がつきました。

これで容量は内蔵 32GB + 8GB へと大幅に強化されました。
BUFFALO の EeePC 用 32GB/64GB との違いは、C ドライブ側に装着可能なことと
比較的高速なこと。
PC Watch 本城網彦のネットブック生活研究所 第5回 Inspiron mini 9+αをSSD交換で容量アップ! バッファロー「SHD-DI9M32G」

早速 WindowsVista をインストールしてみます。

以前 EeePC 901 に Vista Business をインストールしたときの結果は次の通り。

・内蔵 8GB MLC 側
  最小 6GB なので、一応そのまま install できるが更新すると空きがなくなる。
  インストールも動作も極めて低速で、継続利用はあきらめた。

・内蔵 4GB SLC 側
  vLite でぎりぎりまで削ったインストーラで導入可能。
  インストールにかなり時間かかる。その後容量をあけるために多くのファイルを
  D: (8GB) に逃がしたのでその分遅くなっているはず。Aero Glass さえ有効に
  すれば速度は十分で今まで常用していました。が、容量とメンテが厳しい。

詳しくは関連エントリを参照してください。

● SHD-DI9M32GB に Vista Business install

容量に余裕があるので、そのまま install DVD から OS をインストールできます。
Vista の場合インストールしたドライブが常に C: になるため、ドライブの順番とか
あまり気にしなくてすみます。

インストール中に長時間固まることもなく、以前よりずっと短い時間でインストール
できました。SSD 速度の差というより、容量に余裕があるためだと思われます。

インストール直後の消費容量はおよそ 9GB。20GB がフリーとなっています。
SP1 + 更新適用後も 19GB 以上フリーのまま。

eeepc 901 vista

ドライバの導入や設定などは以前と同じです。

・ほとんどのドライバは付属のものが使える。Vista 用も含まれている。
 AsusSetup.exe だと OS チェックではじかれるので直接 Setup.exe を実行する。
 Chipset, LAN, WLAN, ACPI (起動時に毎回 ACPI のエラーが出るようになる)

・VGA ドライバは intel サイトから 945GM Vista 用を落として入れる。
 Aero Glass は必ず有効にする。

・Bluetooth は Windows 標準のままでも使える。A2DP 等、Windows Stack で未対応の
 プロファイルが必要ならドライバを入れる必要あり。

・ドライバが一通り入ったら、Windows エクスペリエンスインデックスを計測し直す。
  コントロールパネル→システム→ Windows エクスペリエンス インデックス
 正しく VGA ドライバが入っていれば スコアは 2.7 になります。

・RAM 2GB なので仮想メモリなしに。復元ポイントもなしへ。自動デフラグ停止。
 インデックスをなしに。

RAMDISK を設定する。
 容量を 512MB、W: に設定。Vista は頻繁に TEMP に書き込むので、環境変数 TEMP
 と TMP をどちらも W:\TEMP にする。

・IE7 のインターネットオプションから「インターネット一時ファイル」のフォルダを
 C:\TEMP\Temporary Internet Files に変更。

・IE7 以外のブラウザも入れる。同様にキャッシュを RAMDISK に変更。

SymbolicLink で他のドライブにファイルを逃がす必要もなく、アプリケーションも
デフォルトのパスに入れられるし普通の PC になりました。
実際に使用してみての速度などについてはこれから。
操作のレスポンスなど若干遅くなった印象がありますが、
vLite を使っていないためサービス等が多数動いているせいかもしれません。

続き>Vista 設定 その2

関連エントリ
EeePC 901 に WindowsVista (5)
EeePC 901 に WindowsVista (4)
EeePC 901 に WindowsVista (3)
EeePC 901 に WindowsVista (2)
EeePC 901 に WindowsVista