日別アーカイブ: 2009年8月29日

OpenGL ES 2.0

MID SmartQ5 が気になったので、3D 描画性能などを調べていたら下記のページに
いくつかヒントがあることに気がつきました。

Khronos Conformant Products

Khronos のトップより右上の View all Conformatn Products。
OpenGL ES 2.0 に対応しているグラフィックスコアがだいたいわかります。
2.0 に対応しているのはこのあたり。

・Imagination Technologies PowerVR SGX 535
・Samsung Electronics FIMG-3DSE v1.5
・ARM Mali-400 MP
・Imagination Technologies PowerVR SGX 520
・NVIDIA Corporation Tegra
・Vivante Corporation
・ARM Mali 200
・Imagination Technologies PowerVR SGX530
・Advanced Micro Devices AMD Z430?

iPhone が PowerVR SGX 535 であることもわかります。
下の方には Cell の記載も。JETSTREAM-A は Cell を使ったレンダラでしょうか。

PowerVR SGX は Unified Shader で GPGPU や ShaderModel4.0 (DirectX10)
も見据えた設計になってますが、Mali 400 等は Vertex/Pixel が独立した
ShaderModel 3.0 系のデザインとなってるようです。

ARM社がグラフィックス描画処理コア「Mali-400 MP」を発表,画素処理部の数を可変に

Wikipedia NVIDIA Tegra によると Tegra も GeForce6 系らしいのでおそらく
ShaderModel 3.0 でしょう。
GLES 2.0 自体 3.0 世代 (DirectX9) なので十分ですが、ハード機能的には世代が
混在している状態です。実際の速度は機能よりシェーダーユニットの個数で決まるため
判断は難しくなっています。

GLES 2.0 世代はおおざっぱに 14M~35M triangle/sec, 275M~1G pixel/sec あたりと
仮定すると 275MHz x Pixel Units または 20cycle/vertex くらいの計算でしょうか。

Freescale i.MX31 は PowerVR MBX Lite (Wikipedia PowerVR) が使われていました。
i.MX51 は GLES 2.0 対応なので別物です。どうやら AMD Z430 らしい。
(Google i.mx51+z430)