日別アーカイブ: 2011年1月17日

Android OpenGL ES 2.0 Mobile GPU のメモ

詳しく調べている時間がないのでとりあえずメモ

●ZiiLabs ZMS-08 HD (ZiiO7 ZO-7S)

・OpenGL ES 1.1 のアプリはきちんと動作している。
・OpenGL ES 2.0 API は有効だが shader の compile で失敗する。
 binary 形式に対応しているので、予めコンパイルしておけば読み込めるかも
 しれないが現時点では不明。

仮に動作した場合も FragmentShader の constant register 数が 16個という
制限があるためシェーダーの互換性を維持するのが難しい GPU だと思います。
ちなみに Tegra2 が最大で VertexShader よりも多い 1024 個という値を
返してきます。比較的少ない PowerVR 系でも 64個。

ETC1 だけでなく DXT 圧縮が使える点は良いです。
ETC1 圧縮は自然画向きで、色の境界がはっきりしたアニメ調だとブロックノイズ
が生じます。この点は 2色の境界を綺麗に表現できる DXT よりも画質が落ちます。

●Zen Touch 2 (i.MX51)

i.MX51 系であることは確実ですが、シリーズの詳細までは不明。
NetWalker の i.MX515 とは若干違いがあり、パワーセーブ時の CPU クロックなど
いくつか異なっています。

NetWalker   i.MX515 3D GPU  133MHz
Zen Touch 2 i.MX51? 3D GPU  166MHz

GPU の動作クロックも高い。
画面解像度も低いことから 3D 描画はそれなりに軽快に動作します。
Snapdragon 等、Android で最も一般的な GPU core の一つであることから
安定度も問題なし。

ただし NDK 利用時に armeabi-v7a が通らないのが残念なところで、Java に
期待するも OS が 2.1 です。ARM11 機と比べると潜在能力は高いのに
いまいちパフォーマンスを発揮できていません。
タッチパネルも抵抗膜式+シングルタッチなのであまりゲーム向きとは言えない
かもしれません。