em1keypc の Vista + ATOK2008 対応

以前コメントで em1key + oyayubiwm が Vista ATOK2008 で動作しないと
報告をいただきました。

ATOK2008 を購入してみたので取りあえず動くようにしました。
v1.32 をダウンロードし、em1keypc.exe ではなく付属の em1keypc_atok.bat を
実行してください。
もし自動起動に設定されれている場合は、いったん解除してから
設定し直してください。

em1keypc v1.32

現在 WindowsVista x64 + ATOK2008 で動作を確認しています。

具体的な修正は下記の通り。

(1) em1keypc v1.31 + WindowsVista x64 + ATOK2008 では、
 IME を On にしても親指シフト状態に切り替わりませんでした。

(2) ただし Ctrl+0 による手動切り替えではきちんと親指シフト入力モードに
 なるので、プログラム自体は動作しています。
 IME の入力モードの取得に失敗しているようです。

(3) デフォルトでは TSF を優先して見に行くため、TSF 判定を切ると
 モード切替を受け取ることができました。

(4) 起動時の -m オプションで TSF 優先を解除できるようにしました。
 em1keypc_atok.bat は -m オプションを付けているだけです。

関連エントリ
em1keypc 64bit Windows でも 親指シフト

em1keypc の Vista + ATOK2008 対応」への5件のフィードバック

  1. トラスト

    トラストです。V1.32をアップしていただき,
    ありがとうございます!!。
    今日に気づきましたので,まだ使い込んでいないのですが,
    ATOK2008でも動作しています。

    但し,「英数」キーを押しても,アルファベットがなぜか打てません。
    Aを押しても,ウ(半角のウ)になってしまいます。

    また,Pを押しても全角の,にならないのもMS-IMEと同様です。
    またいろいろご報告させて頂きます。

  2. oga 投稿作成者

    テストありがとうございます
    英数キーに関してはそもそも oyayubiwm の機能として考慮
    していませんでした。
    oyayubiwm の手直しで対応できるかもしれませんが簡単では
    ありません。今のところは IME の on/off か SHIFT 併用の
    入力の方が確実かと思います。

    P に関しては、MS-IME/ATOK2008 共に全角で入力できて
    いるので他に原因があるのかもしれません。
    oyayubiwm はキーボードをシミュレートしているため、
    全/半の制御を確実に行うことができません。
    動作環境や併用ソフト、確認に使用しているソフトも
    ご確認いただいてよろしいでしょうか。

  3. トラスト

    トラストです。ずいぶん間が空いてしまいましたが,
    引き続きem1keypcを使わせて頂いています。

    1)Pを押しても全角の「,」にならない件は,私の固有事情の
    可能性が高い様です。
    実は,IBMの5576-002というキーボードを使用していました。
    これは,いわゆるOADGの106キーボードの前身の様なタイプで,
    レジストリを操作することで,VistaやXPでも使用することが
    できます。
    http://www.geocities.jp/ken

    今回は,いわゆるごく普通のOADGの106キーボードに戻して試したところ,
    IMEの設定だけでちゃんと,が入る様になりました。

    以下,Vista64 Ultimate + のOADGの106キーボード の話です。

    2)半角英数が打てない(Aがウ(半角)になる)件
    >>但し,「英数」キーを押しても,アルファベットがなぜか打てません。
    に対して
    >>英数キーに関してはそもそも oyayubiwm の機能として考慮
    >>していませんでした。
    >>oyayubiwm の手直しで対応できるかもしれませんが簡単では
    >>ありません。今のところは IME の on/off か SHIFT 併用の
    >>入力の方が確実かと思います。
    とご回答を頂きました。

    ATOK2008で試しました。
    ・「英数キー」で,「半角英字」モードに切り替える
    ・「無変換キー」に「半角無変換固定入力(A)ON/OFF」を割り当てた上で,
      このキーで,「半角英数固定」モードに切り替える
    の両方で,Aがウ(半角)になってしまいます。
    従って,em1keypcの「英数キー」の認識の問題というよりは,
    英数モードへキーボードを切り替へさせない(em1keypcが)という様に見えます。

    今のところ,「半角/全角」キーでIMEをON/OFFして凌いでおりますが,
    大変つらいです^^;

    3)なお,Internet Explorer64Bit版だと,IMEをOFFにしても,
    それでもキーボードからは一切,英字が打てません。すべて半角カナに
    なってしまいます。

    4)ちなみにoga様はどの様に,かな漢字と英数の切り替えを設定されて
    いるのでしょうか。

    em1keypc+oyayubiwinは,私の知る限り唯一,64Bit対応している
    ソフトですので期待しております。よろしくお願い申し上げます。

  4. oga 投稿作成者

    半角英数入力と漢字入力の切り替えには、IME 自体の On/Off を
    使用するのがどちらかと言えば一般的だったのではないかと思います。

    古くから PC を利用しているプログラマだけかもしれませんが、
    コマンドラインやテキストエディタを利用する場合は、
    キーの直接入力状態の方が本来の状態だという認識です。
    何らかのキー操作を途中で奪われてしまったり、バッファリングされると
    操作上問題があるからです。

    ・IME の On/Off だと IME の種類や OS (PDA等) を問わずに必ず使用できる。
    ・「英数」キーの挙動は IME や OS によって異なる可能性がある。
    ・ASCII (英語) キーボードには「英数」キー自体存在しないので使用できない。
    ・コマンドラインやエディタ等ではキーの直接入力が本来の状態。

    IME 切り替えの操作は、そのまま [半/全] (または ALT+[半/全] =「漢字」) を
    使ってる方が多いのではないでしょうか。
    キー操作はそれぞれの IME 設定画面で変更することが可能です。
    自分はいつも「変換」キーに IME の on/off を割り当てています。
    (漢字変換、IME切換、右シフト の 3機能を併用)
    英数キーに IME off を割り当てるとうまくいくかもしれません。
     
    3) の 64bit IE で使用できない件はプログラムが原因でした。
    v1.32 のアーカイブに含まれる 64bit 用 dll が更新されておらず古いままでした。
    申し訳ありません。

    更新した v1.32b em1keypc132b.zip を掲載しましたので入れ替えてください。
    ATOK2008 + 64bit アプリで IME 状態を認識できるようになります。
    ただし IE では保護モードを解除する必要があります。
    メモ帳 (notepad) も 64bit なので、こちらでも動作確認可能です。

    よろしくお願いします

  5. トラスト

    さっそくご対応頂き恐縮です。
    3)v1.32b em1keypc132b.zip を試しました。おかげさまで,
     メモ帳で試していますが,IME ON → かな漢字
                 IME OFF → 英字
     で入力できました。

    4)IMEのON/OFFについて
    >>自分はいつも「変換」キーに IME の on/off を割り当てています。
    >>(漢字変換、IME切換、右シフト の 3機能を併用)
    ありがとうございます。
    oga様を見習って,変換キーか,あるいは「ひらがな」キーの割り当てを
    試してみるつもりです。

    5)私は以下の4つの理由で,常にIME ONの状態で英数字を打鍵していました。
    a) Mode / MODE / mode 等の打ち分けを,IMEの変換機能に頼っている(た)。
     今まで使っていたWXG4ですと,これらの打ち分けを無変換キーや変換キーの
     連打で変換できます。ホームボジションから離れなくて済みます。
    b) 全角英数字 / 半角英数字 の打ち分けも,同じくIMEの変換機能に
    頼っている(た)。
    c) BackSpaceは「:」キーを常用している。IME OFFだと,エミュレータの機能が
     切れてしまい,これが使えなくなる。
    d) IMEの,英単語の和訳やスペルチェックの機能を使っていた。
     WXG4では,英単語を打鍵して,コントロールキーの併用が必要ですが,
     打鍵一発で和訳(辞書引き)ができました。

    私はIMEの機能に頼っていたので,IME OFFだと a)~c)が活用できず,
    非常にストレスがたまります。
    d)はATOK2008には無い様ですが,一方,せっかくのATOK2008の予測変換の機能が
    使えませんね…。

    もちろん,
    >>・IME の On/Off だと IME の種類や OS (PDA等) を問わずに必ず使用できる。
    >>・「英数」キーの挙動は IME や OS によって異なる可能性がある。
    >>・ASCII (英語) キーボードには「英数」キー自体存在しないので使用できない。
    >>・コマンドラインやエディタ等ではキーの直接入力が本来の状態。
    の理由は理解できますし,その様な環境の方には重要でしょう。
    難しいですね….。

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