ADTEC AD-MP15A 小型プロジェクター

ADTEC の小型プロジェクター AD-MP15A を手に入れました。

ADTEC AD-MP15Aシリーズ Bit LED Projector

わずか 15ルーメンで解像度は VGA 640×480。
ビデオ入力だけでなく VGA 端子もあるので PC 画面も映すことが出来ます。
VGA 入力信号は 640×480 または 800×600 に対応。

周りが暗く、かつ近い距離だと思ったよりもきれいに出ます。
ピントさえ合えば画像はくっきり。
30cm の距離で実測 8.2inch くらい。
夜明かり無しの暗闇だったら 1.6m で 39inch 程度。一応みれました。

AD-MP15A

↑PS3 の画面をビデオ入力で。背景がゆがんでるのはスクリーンがただの封筒だから。

周囲の明るさにかなり依存します。
黒い領域=スクリーンの色 となるわけですが、普段スクリーンが白に見える部屋で
あればそれはそのまま白です。
投影映像にはそれを打ち消して、スクリーンの色が暗く見えるだけの明るさが
必要となります。そのためには

・周囲を暗くする
・プロジェクタをスクリーンに近づける

のどちらかです。
また映像ソースにも依存するので、明るいシーンだと大丈夫でも背景が真っ黒な
暗いシーンになると見にくくなります。

・夜や暗い部屋で使用する
・バッテリー駆動で持ち歩けて VGA 入力のある超小型モニタとして
・スクリーンに非常に近づけて小さい画面を一人で見る
・比較的明るい画面が中心

といったケースが合っているかもしれません。

フォーカス調整可能な範囲が決まっています。
試したところ、だいたい 16cm~160cm くらいでした。

16cm = 4.5inch
30cm = 8.3inch
58cm = 15inch
95cm = 22inch
160cm = 39inch

小さいけれどそれなりに熱を持つのかファンが入っているようです。
音はわずかに聞こえる程度でほとんど気になりません。

本体サイズは非常に小さくバッテリーも内蔵して 147g。
バッテリー駆動時間は 40分。

AD-MP15A
↑側面にコネクタ類あり

右の赤いのはたまたま近くにあったサイズ比較用(?)のビジュアルメモリ(Dreamcast)で、
付属品ではないです。

コネクタやスイッチは全部側面にあります。裏はバッテリーカバー。
映像入力コネクタは独自なので専用のケーブルも必要となります。
ケーブルはどれも非常に細くできており取り回ししやすくなっています。

AD-MP15A
↑付属のケーブルと専用コネクタ

パッケージには三脚も同梱されています。
全体的に軽いので、ケーブルに引っ張られるとすぐに動いてしまうのは仕方ないところ。

スピーカーも内蔵されておりヘッドホン端子もありますがボリューム調整は出来ません。

個人的には気に入りました。
小さいし使いどころが限られてくるけど、今までとは違った活用方法が考えられます。
プロジェクターといえばこう使う、といった先入観さえ無ければ非常におもしろいと思います。
今後は同様の小型プロジェクタが登場して結構早いペースで進化するのではないでしょうか。