Direct3D 10.1 Tech Preview

DirectX SDK August 2007 がもう公開されているとのことです。早い!
新 masafumi’s Diary, 8月号
しかも Direct3D 10.1 Tech Preview が入ってるとのこと。
ざっと見てみました。

変更点など詳細はこちら
DirectX Software Development Kit

ShaderModel 4.1 の追加と、レンダリング関連の強化が行われるようです。
まだ詳細も不明で、使えるようになるのもまだまだ先でしょうが
これは楽しみです。以下ドキュメントに書いてなさそうな点です。

追加されたインターフェース名は最後に”1″がついています。

ID3D10BlendState1
ID3D10ShaderResourceView1
ID3D10Device1

10.1 のシンボル定数は D3D10_1_~ といった感じ。

作成は D3D10CreateDevice1() / D3D10CreateDeviceAndSwapChain1()

●BlendState1

10.0 では最大8枚の出力先に対して、
・BlendEnable
・RenderTargetWriteMask
を個別に指定することができました。Blend を使うかどうか、
書き込むチャンネルのみ独立して指定でき、合成方法は全プレーン共通です。

どうやら 10.1 では、Src/Desc 等のブレンドモードも RenderTarget
毎に別パラメータを設定できるようになりそうです。

●ShaderResourceView1

ShaderResourceView1 ではドキュメントにも書かれているように
TextureCubeArray が追加されています。
10.0 では Texture1D/2D/2DMS だけが Array 対象でした。
Cube の Array というと ShadowMap などに便利かもしれません。
Texture の Load コマンドのアドレッシングが 5次元になってしまうので
引数が追加されるのでしょうか。

インターフェースを ~1 に、
やヘッダ d3d10.h → d3d10_1.h の置き換え、
D3D10CreateDeviceAndSwapChain1() で D3D10_FEATURE_LEVEL_10_1 指定、
ライブラリ d3d10_1d.lib 追加等で一応 10.1 の Build はできます。
が、d3d10_1core.dll が無いので起動できませんでした。