非常に楽しめています。
個人的にここまで楽しめたゲーム機ハードは初めてです。
発売直後にもかかわらず間違いなく稼働率は一番です。
たいてい新ハード発売長後はソフトも少なくあんまりやることが無かったりします。
せめてプログラムを書いて動かせられればもっといろいろ触れるのにな、、と思いつつ
タイトルが徐々に充実してくるのは半年から1年後くらいでしょうか。
それが PS3 はできることがあまりに多くて試したいことも多くて、
全く暇が無い状態です。
Linux を動かすだけなら普通の PC でもいいんですが、
扱うときの ゲーム機だからという安心感 が結構大きいのかなと思います。
何度もインストールしなおしてみたり、設定を深いところまでいじってみたり、
起動しなくなってリセットしたり、全く反応が無くなって電源切ったり。
そういう少々手荒な使い方をしても、GAME-OS だけは問題なく起動するしゲームは
きちんと動いてくれます。ゲーム機というか家電に近いこれらの動作は、かなり
安心できる印象を与えてくれます。
PCだと、問題が起こって動かなくなって強制的に電源切ったりすると
なんとなく心が痛むんです。
価格も実験用のPCとしてみたら割と手ごろで、数年もしたら値段も下がって安価に
買えるようになると思えば気も楽です。
おかげでさんざん使い倒して非常に勉強になっています。
今までも UNIX 系 OS は使った経験がありますが、
ハード自体がものすごく高価だったり、開発機やサーバーで動かなくなると
困る状態だったりして、なかなかいじり倒す機会はありませんでした。
さまざまなディストリビューションを入れてみたり、設定を変えて問題が出て原因を
調べたり、起動時の挙動やインストール手段を追うことができたり、カーネルの
コードを調べたり、コードを書いてみたりと興味は尽きません。
また PCとして見れば比較的小さいので、場所もとらずに済むのもありがたいです。
HDD に LAN に USB にディスプレイ出力と最低限必要なものはそろってますし。
ゲーム機なので、数年もしたらきっと値下げして安くなるとは思います。
だけどその頃はおそらく一般的な PC のスペックもあがっており、どうしても
性能の格差は肥大しているでしょう。そう考えれば、使ってある程度満足できるのは
発売直後、早ければ早い方が良いことになります。おそらく今が旬です。
しばらく経って、使っていってもう性能的に厳しいかなと思ったら、
あとはゲーム専用機や BDプレイヤーとしての本来の道が残っています。
その頃はきっとこれらのタイトルもかなりそろっているのではないでしょうか。
PC だったら現役引退後の使い道はサーバーくらいしかないわけで。
ただし値段的にも PC 用途としての過度な期待は禁物です。ご注意を。
・Linux を使ってみたい、Linux を使うことそのものが目的。
いろいろ調べたり問題解決したり、設定を覚えたり、とにかく使えるようになる
ことが楽しい人。使えるまでの手間を楽しむ人。
・Cell をいじってみたい。SPE で動作するプログラムを書いてみたい人。
大量の数値演算や並列プログラミングの実験用として使いたい人。
PC 向けに 8個位のマルチコア CPU が出回るまでは良い題材かも。
こんな方にはお勧めです。