NexusPlayer は Chromecast と同様の使い方もできます。
PC (Chrome) やスマートフォン・タブレットからストリーム系アプリの
コントロールをしたり、画面を転送することが可能です。
Chromecast に関しての以前の記事はこちら
・Chromecast で C++ アプリを走らせる。Emscripten のゲームを動かす
Chromecast と違い Android TV は Wi-Fi 設定など本体で操作可能で
IP アドレスの確認も自分でできます。
そのためか Chromecast のようなセットアップアプリは不要で、
ネットに繋がればすぐに cast 可能な状態になっているようです。
USB で直接 PC と接続できるため、Cast アプリのデバッグもしやすくなっています。
自前の Custom Receiver を走らせるための手順は下記の通り。
1. Google Cast SDK の Developer 登録を行う。
・Google Cast SDK Developer Console
2. Nexus Player のシリアルナンバーを Developer Console に登録
・設定→端末情報→シリアル番号 で確認可能
・登録後 15分待つ必要あり
3. Google Cast の Developer Mode を有効にする
・設定→Google Cast→デベロッパーサポート を「はい」に変更
・ここで一旦再起動する
4. Developer Console で Application ID を作成
・任意のアプリケーション URL を登録して Application ID と関連付ける
5. Application ID を自分の sender App に埋め込む
Android Application 同様 adb 接続で logcat の確認ができますし、
Chromecast 同様 PC の Chrome Browser で Inspect の表示ができます。
Chromcast よりもずっとプロセッサのパワーがあるため、
以前作成した ChiRaKS も十分な速度で動くようになっています。
Chromecast と互換性がなくなってしまうので仕方ないのかもしれませんが
WebGL は動きませんでした。
関連エントリ
・Nexus Player を GamePad&Mouse で使う、他
・Chromecast で C++ アプリを走らせる。Emscripten のゲームを動かす