EM ONE を使ってみての感想は一言、速いです。通信が。
条件や計測サイトにも大きく依存するでしょうが、確かに今は EM ONE 本体で
500~1Mbps 程度出ます。

使うブラウザによっても若干速度が違うようです。
同一場所で 3種類のブラウザで比較したところ

 1.097Mbps NetFront v3.3
 1.143Mbps Opera
  889Kbps InternetExplorer

となりました。ベンチマークは Opera の方が速いけど、レンダリングや操作上の
体感速度は NetFront の方が速いです。

これだけ速度が出ると
 画像が途中で止まらずに落ちてくるし、
 ファイルダウンロードも非常に速いし、
 ネットラジオのストリーム再生も引っかからないし止まらないし、
 外でも比較的重いサイトを開こうという気になるし、
出先で何か調べ物をしようと思ったときに、本当に実用になるのは
ここがスタートなのではないか、と思ってしまいます。たぶん戻れません。

今まで使っていた PHS 回線は、どちらかというと急用時向けではなく
暇があるときの時間つぶしとして最適でした。


残念ながら自宅はまだ6月までエリア外で、窓際でぎりぎり電波が入るかどうか、
といった状態です。うまくつながっても 500Kbps 程度でたまに切れます。
それでもつながった状態だとダウンロードの速さは実感できます。


本体は予想通り大き目です。
W-ZERO3[es] よりわずかに薄いものの、あんまり薄いという印象はありません。
大きさは DS Lite に非常に近くて EM ONE の方が 1cm くらい長い程度です。

数値で比べてみると大きさと重さも厚さも Zaurus MI-310 (ColorPocket)
に似ているようです。久しぶりに比べてみましたが、PI-3000 など昔の
Zaurus はもっとでかくて重いのが当たり前だったようです。


画面は大きくフラットです。
タッチパネル領域が液晶面より広くて外側にタッチ専用ボタンがあります。
昔の PI-ZAURUS のようです。


キーボードの配列は直線状に並んでいるだけで、ZERO3 とほとんど同じです。
慣れているので便利ではありますが、良いところだけでなく悪いところまで
一緒な感じです。キーボードだけで入力できない記号があるし、
刻印が無いのに SHIFT の使い分けで ">" や "<" を入力できるのも一緒。

ZERO3 との違いをあげてみます。

・<> は SHIFT との変則組み合わせだけでなく[Fn]+「;」「:」でも入力できる。
・SPACE キーは 3キー分の幅があるけど押せるのは両端 2キー分。真ん中は反応しない。
・[Fn]+[3]/[0] でソフトキーになる。
・カーソルキーが独立している。
・[Fn] との組み合わせで入力できる記号配列が若干違う。

ソフトキーが Fn+[3]/[0] で操作できるようになったのは改良点ですが
画面のボタンも近いので、これが便利に使えるかどうかは微妙です。


ZERO3 と比べるとボタンそのものも薄くなっています。
タッチの感じは ZERO3 WS003SH(004SH) よりも ZERO3[es] WS007SH の方に近い
気がします。だけどボタンも大きくてしっかり押せて、押し間違いも
WS007SH より減りそうです。
ただボタンのつくりと押しやすさは個人的には WS003SH(004SH) の方が上でした。
[SPACE/変換] 操作はつい真ん中を押してしまうので慣れが必要です。


キーボード右上にポインティングデバイスがあってマウスカーソルの操作が
できます。押し込みがクリックに相当します。
また本体の右サイドにダイヤル式のホイールがあります。SL-Zaurus のような
2次元に倒しこむだけのスティックではなく、ダイヤル式のボリュームのように
回転します。ホイールの押し込みでクリックはできません。

おそらくこの2つはセットで、パソコン用ホイールマウスと同じ操作を
狙ったものだと考えられます。
PocketPC 系でのマウス操作が洗練されていないためか微調整が難しく、
ブラウザなど処理の重いアプリ上ではカーソルのちょっと動きがぎこちなく
なります。
従来の PDA とは違うものだと思って操作に慣れれば、それなりに使えるように
なりそうです。でもやっぱり直接画面をタッチした方が早いです。

円形のカーソルキーは少々小さくふちの引っかかりもなくて滑ります。
W-ZERO3[es] の方が触ってはっきりわかるので押しやすく感じます。


本体は基本横でしっかり重さもあるのでどうしても両手持ちになります。
裏面、左手があたる部分は使っているうちに結構熱を持ってあったかく
なるようです。


できることを厳選してコストダウンを狙った ZERO3 に対して、
EM ONE の機能はある意味全部入りです。本体自体の価格も結構差があると
思われるので高級版 ZERO3 といえるかもしれません。

・HSDPA
・800x480 液晶
・無線LAN 11b/g
・Bluetooth
・ワンセグ
・USB Host
・RAM 128M/Flash 512M
・miniSD
・RGBアダプタ対応
・クレードル対応
・ステレオスピーカー
・グラフィックアクセラレータ

ポインティングデバイスなどいろんな操作ができる反面、これだ、という
決定的な操作スタイルも特に無い気がします。
気がつくとペンを持ちながらキーボードとポインタを操作しつつ、
タッチボタンのついでに画面も指でタップしていたりします。

スライドしないとカーソルキーが出てこないし、前面にはハードキーが無く、
スタイラスの使い勝手もいまいちで、サイドのボタン類は電源スイッチを含めて
どれも操作しづらいなど、当分はいろいろ試行錯誤が続きそうです。


・「とうとう EMOBILE EM ONE 買いました
・「EMOBILE EM ONE 神経質なタスク管理からの開放