USB の外付け HDD に Linux を install してみました。
内蔵 HDD には Fedora Core 5 が入ったままなので切り替えて試しています。
外付けの方には Debian(etch) を入れてみました。
やった手順のメモ
(1) FC5 install
内蔵 HDD への install 手順は下記ページに書いたものそのままです。
http://ch09144.kitaguni.tv/e327222.html
kboot: で入力できる install-fc コマンドは、HDD のパーティションが
からっぽでないとうまく動かないので注意です。
すでに一度内蔵 HDD にインストールしたことがある場合、
kboot: で「sh」とタイプして shell に降りてから fdisk でパーティションを
削除しておくとうまくいきます。
kboot: sh
# fdisk /dev/sda
(2) 外付け HDD に PS3 Linux install
http://ch09144.kitaguni.tv/e332153.html
こちらに書いた手順そのままです。
外付け HDD が /dev/sdf で認識されていたので、パーティションを切るときに
/dev/sdf を選択します。
(3) 再起動時の注意
(2) の install が完了し、再起動する場合は注意が必要です。
最初の kboot は内蔵 HDD (/dev/sda) 側のものであり、こちらの設定
(/dev/sda1 の /etc/kboot.conf) が参照されます。
ところがここから起動をかけると USB HDD 側 (/dev/sdf1) が root として
mount されます。
つまり FC5 側 HDD のカーネルで Debian 環境が起動します。
もちろん USB HDD をはずしておけば常に内蔵 HDD 側 (FC5) が root です。
(4) kboot での選択
内蔵 HDD 側の kboot.conf を次のように書き換えています。
kboot: 画面で [TAB] を押すごとに debian → fc5 → linux のように
選択できます。
default=linux
timeout=20
root=LABEL=/
linux=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img ‘
fc5=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1′
debian=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1′
解像度も選択できるようにするとこんな感じでしょうか。
default=linux
timeout=20
root=LABEL=/
linux=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img ‘
fc5=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1′
fc5480=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1 video=ps3fb:mode:129′
fc5720=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1 video=ps3fb:mode:131′
debian=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1′
debian480=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1 video=ps3fb:mode:129′
debian720=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1 video=ps3fb:mode:131′
これはたまたまうまくいっていますが、USB HDD は環境によっては sdf にならない
こともあると思うのでご注意ください。