Linux を使って Playstation3 をネットラジオプレイヤーにしてみました。
ゲームをしていないときの PS3 活用方法として意外に便利かもしれません。
PS3 に Fedora Core 5 を full install するとさまざまなアプリケーションが
入りますが、そのままでは mp3 の再生ができないようです。
ネットで調べると、この辺いろいろと設定したりソフトウエアやプラグインを
インストールしたりと少々手順が必要です。
ところが同じ Linux でも、FC5 ではなく Debian の方を使うと
特に何もしなくても再生することができました。
もっとも、PS3 の場合音楽再生だけなら GAME-OS (XMB) でもできるので、
ここではネットラジオを再生してみます。
以下 PS3 上の Debian (Etch) の設定です。
● サウンドを有効にする
Debian では最初 PS3 用のサウンドドライバが読み込まれていないため、
「modprobe snd_ps3pf」を実行する必要があります。
この読み込みを自動で行うために、/etc/modules に snd_ps3pf という行を追加
します。テキストエディタで編集してください。追加後下記のようになりました。
——————–
gelic_net
loop
ps3pf_storage
snd_ps3pf
——————–
設定したら一度再起動しておきます。
●データの再生
これで一般的な音楽データは再生できるようになります。
例えば mp3 ファイルの再生も OK です。
ただし標準で立ち上がる「動画プレイヤー」(totem)だとかなりノイズが乗るので
Rhythmbox の方をお勧めします。
●インターネットラジオの再生
Rhythmbox の演奏メニューから「新しいインターネット・ラジオ局」を開きます。
ここに再生用の URL を入力すれば OK です。
入力した URL がラジオ局一覧に入るので、ダブルクリックで再生できます。
URL は .pl や .m3u 等のファイルをエディタで開くと確認できます。
もしくはブラウザでネットラジオのページの再生ボタンを押して、
アプリケーションで開く先を Rhythmbox にします( /usr/bin/rhythmbox )。
これで簡単にラジオ局一覧に取り込めるようになります。
SHOUTcast の再生もできました。
標準のブラウザだと開く先のアプリケーションをその場で指定できないので
「動画プレイヤー」(totem) が起動してしまいます。
先に Firefox を入れておいた方がよいでしょう。
ターミナルから下記のように実行して追加できます。
$ su
# apt-get update
# apt-get install firefox
# exit
$ firefox
●他のプレイヤーの追加
Rhythmbox ではなく他のプレイヤーを使うこともできます。
この場合ブラウザでクリックしてプレイヤー選択するだけで再生できます。
例えば xmms を追加するなら Firefox と同じように
# apt-get update
# apt-get install xmms
と実行します。これでインストール完了です。メニューから呼び出せます。
Debian の場合 Live CD を簡単に作れるので、CD から起動できるネットラジオプレイヤー
なんてできそうですね。