月別アーカイブ: 2008年12月

PS3 ワイヤレスキーパッド を スマートフォン と PC で使う (3)

削ってしまいました

ps3 wireless keypad
ps3 wireless keypad

↑クリップ部分を削る前のキーボードと比較

前回 は PC への接続が中心だったので、今度はスマートフォン WindowsMobile です。

ps3 wireless keypad

↑キーボード比較

日本語配列として認識する WindowsMobile 端末ではそのままの配列で使えます。
[あ/A] ボタンで日本語切り替えもできました。
上の EM・ONE など、QWERTY キーボードを搭載している端末は日本語配列のものが
多いようです。
EM・ONE だとマウスカーソルが出るのでタッチパッドモードも使えます。

Ctrl キーがないのがちょっと不便なのと、PC と違い [メッセージボックス]
[フレンドリスト] ボタンを認識できませんでした。

ps3 wireless keypad

↑ キーボードを持っていない端末でも QWERTY キーボード

上の EMONSTER lite S12HT のように、英語キーボードとして認識する端末では
キーの刻印と入力される記号に相違が生じます。

これは他の日本語配列の Bluetooth キーボードでも同じなので、たまたまインストール
していた Reudo RBK-2100BTJ 用のサポートソフトが利用できました。
サポートソフトを RBK-2100BTJ の設定にすると配列通りの文字入力になります。

Reudo RBK-2100BTJ

でもこれだけでは [あ/A] で日本語の切り替えができませんでした。
さらに別のソフトでカスタマイズする必要がありそうです。

WindowsPC 向け接続と、Ctrl キーなどのカスタマイズについては 前回 の記事を参考にしてください。

関連エントリ
PS3 ワイヤレスキーパッド を スマートフォン と PC で使う (2)
Bluetooth Keyboard として使える PS3 のワイヤレスキーパッド

PS3 ワイヤレスキーパッド を スマートフォン と PC で使う (2)

PLAYSTATION3 の周辺機器として発売された小型のキーボード
ワイヤレスキーパッド CECHZK1JP は汎用の Bluetooth キーボードとして活用可能です。

特徴は

・非常に小型で薄くて軽い
・Windows PC や PDA、スマートフォンなどで使える
・タッチパッドモードがあるのでマウス操作もできる
・Bluetooth Keyboard としては安価
・日本語入力もワンタッチで切り替えられる
・充電バッテリー内蔵で、USB で充電できる
・PS3 コントローラがなくても単独で使える

などなど。

ps3 wireless keypad
ps3 wireless keypad

てっきり PS3 コントローラの USB ポートにつなぐのかと思ったら、独立した
汎用の Bluetooth Keyboard でした。しかも慣れればマウス操作もできる。

ワイヤレスかつ小型なので場所をとらず、離れた場所の PC やサブマシン用、
リビングPC のリモコン代わり、持ち歩いてスマートフォンの文字入力などに
・・・これから使ってみます。

●QWERTY キーボード

文字キーは一通りそろっており、左右の肩にある「●ブルーボタン」と
「◎オレンジボタン」を併用して記号の入力を行います。

ブルー、オレンジ、シフトキーは同時押しと連続押しどちらにも対応しています。
QWERTY キー付きのスマートフォンと同じです。

例えば [Shift] を押しながら [1] だと「!」になりますが、
[Shift] を押して離したあと [1] を押しても「!」になります。
直後のキーにだけ有効です。

“{” や “}” もあるし、入力できない記号も特になさそうです。

[Enter] の左にある [あ/A] が漢字キー相当になっています。
日本語入力の On/Off もワンタッチです。

SONY ロゴの下にあるアイコンボタンは左から下記の順。

・メッセージボックスボタン
・タッチパッドモード切替
・フレンドリストボタン

メッセージボックスボタン と フレンドリストボタン はファンクションキー F24/F23
相当でした。カスタマイズに使えそうです。

カーソルキーはスペースバーの左右に分かれています。
上下はブルーボタン併用なので少々操作しづらいかもしれません。

SELECT, START, PS ボタンの 3つは、コントローラ (SIXAXIS) に取り付けたとき
だけ使うものです。電気的につながっているものではありません。

PS ボタンやコントローラに固定するためのフック部分は邪魔ですが、
構造的に切り取ってしまっても動作には支障ないかもしれません。

●タッチパッド

キーボードがそのままタッチパッドになります。

タッチパッドモードでは、キーの上をなぞるように指をスライドさせると
マウスカーソルが動きます。

初めて使うときは初期化(キャリブレーション)が必要で、タッチパッドモードに切り替えた
状態で ブルー+オレンジを長押しします。

購入直後のキャリブレーション前だと、キーから指が大胆に浮いた状態でも反応してしまいます。
静電容量方式かもしれません。
初期化重要、きちんと説明書を読んでおかないとはまります。

操作感はノートPC のタッチパッドに近く、そのつもりで触ると納得。
でもキートップが離れているせいか、細かい操作には向いていないようです。

左右のカーソルキーがマウスの左右ボタンになります。
真ん中ボタン相当はありませんでした。

●カスタマイズ

不満点はハイフンがオレンジボタン併用なところ。日本語入力時の長音で少々不便。
また [Ctrl] キーがないので コピー&ペースト とかできません。

em1key を使って、
メッセージボタンを [Ctrl] キー
フレンドリストボタンを ハイフン「-」
[Shift] + [BS] を [Delete] キーに割り当ててみました。

動作確認は次の環境で行いました。
WindowsVista SP1 (x64)

em1key 用スクリプト ps3keypad v1.00

アーカイブ内の scriptcommand.txt を、em1keypc.exe または em1keypc.exe と同じ
場所に入れてから em1key を起動するだけです。
これでコピー&ペーストなど Ctrl キーを使った操作もできます。
(このスクリプトは現在 WindowsMobile では使用できません)

●その他

右サイドにスライド式電源ボタンがあります。オートパワーオフ(スタンバイ)もあり。
一度ペアリングしておけば、電源を入れたあと何らかの操作で勝手につながります。
このあたりは一般的な Bluetooth Keyboard と同じです。

ブルーボタンを押しながら電源を入れてそのままブルーボタンを押し続けると
ペアリングモードになります。

ペアリング時のパスキーは、キーボードから任意の数字を入れられます。
4桁入力したあと Enter を押すのを忘れずに。
(これも他の Bluetooth Keyboard と同じ)

Bluetooth キーボードは 1万前後のものが多いので、このワイヤレスキーパッドは
かなり安価に見えます。
調べてみると、これらのキーボードも PLAYSTATION3 に対応と書かれていました。

IO DATA CPKB/BT 15700円
ロジクール diNovo Mini 18800円
RBK-2000BT2 9800円

関連エントリ
Bluetooth Keyboard として使える PS3 のワイヤレスキーパッド

Bluetooth Keyboard として使える PS3 のワイヤレスキーパッド

本日発売の PS3 のコントローラにつけるタイプのミニキーボード、
PLAYSTATION3 ワイヤレスキーパッド CECHZK1JP を買ってきました。

周辺機器 PLAYSTATION3
PLAYSTATIONR3専用「ワイヤレスキーパッド」2008年の年末商戦期に向けて日米欧にて発売

コントローラと合体しているのは単に固定のためでした。
キーパッド自身がバッテリーを内蔵しており、単独で Bluetooth Keyboard として
動作します。
つまり PS3 コントローラが無くても使えます。

マニュアルにもきちんと、PS3 以外の機器とペアリングする方法が載っており
Bluetooth 対応製品と一緒に使えると明記されています。
実際に WindowsPC (Vista x64) とペアリングできました。

キー入力だけでなく、マウス代わりのタッチパッドモードもそのまま使えます。
非常におもしろいデバイスだと思います。いろいろ試してみます。

テラバイト

1.5TB HDD を買ってみました。
ギガの時は “GB” なのに、容量の単位がなぜか “テラバイト” (カタカナ) 。

terabyte

WindowsVista

Direct3D11/DirectX11 (18) GPU を使ったアウトラインフォントの描画の(6)

投影されるスクリーンのピクセル長から TessFactor を求めるように変更。
これを曲率で補正します。
前回の頂点形式の tscale はそのまま曲率を意味するようになりました。
この値を無視すれば直線部分も分割可能。

tess font 90

拡大してもフォントが荒れず、同一フォント内でもエッジの長さや奥行きに応じて変わります。
ただし分割数は GS だと限界があります。
GeometryShader の出力は最大 1024 float なので、仮に出力が最小の float4
SV_Position のみとしても 1エッジあたり 21 分割まで。
21 * 3 vertex * 4 edge = 252
252* 4 float = 1008
↑負荷は軽くなったけど TessFactor の求め方はまだまだ改良の余地あり。

tess font 91

↑直線部も均等に割ってランダムな振動を加えたもの。(WARP)
2D のディスプレースメントマップのような感じ。
エッジをじりじり動かせます。手書きアニメーション風の表現とかできるかも。
コンバータにはかなり苦労したけど、実際に画面が出て動くようになるとさまざまな
応用ができて楽しい。

描画が軽いうちは WARP デバイス (D3D_DRIVER_TYPE_WARP) はかなり使えます。
ステートの組み合わせを間違えても GPU がハングアップすることがないので、
いろいろ実験したりテストするとき 精神的 に楽です。

GPU がハングアップすると画面が停止して何もできない状態に陥ります。
たいていはドライバがタイムアウトすると GPU をリセットするので
しばらく待っていれば復活します。
でもうっかりミスだったりするとこの待ち時間が後悔の時間。万が一復活しない場合は
たとえ内部で正常に動いていてもリセットが必要というプレッシャーも。
短時間でも画面のフリーズは無い方がよいです。

関連エントリ
Direct3D11/DirectX11 (17) GPU を使ったアウトラインフォントの描画の(5)
Direct3D11/DirectX11 (16) GPU を使ったアウトラインフォントの描画の(4)
Direct3D11/DirectX11 (15) GPU を使ったアウトラインフォントの描画の(3)
Direct3D11/DirectX11 (14) GPU を使ったアウトラインフォントの描画の(2)
Direct3D11/DirectX11 (10) テセレータの補間
Direct3D11/DirectX11 (9) テセレータによるアウトラインフォントの描画など