ベンチは走らせてませんが 3D 描画は速い。
今まで試した Android の中では最速でした。
● GPU
GL_VERSION: OpenGL ES 2.0 GL_RENDERER: Mali-400 MP GL_VENDOR: ARM GL_SHADING_LANGUAGE_VERSION: OpenGL ES GLSL ES 1.00 [GL_OES_texture_npot] [GL_OES_compressed_ETC1_RGB8_texture] [GL_OES_standard_derivatives] [GL_OES_EGL_image] [GL_OES_depth24] [GL_ARM_rgba8] [GL_ARM_mali_shader_binary] [GL_OES_depth_texture] [GL_OES_packed_depth_stencil] API=0 Shader=100 pconst=1024 vconst=128 vin=16 vout=12 ptex=8 vtex=0 combotex=8 maxrender=4096 maxtexsize=4096 cubetexsize=1024 viewdims=4096 TextureFormat 1 tc[00]=8d64 GL_ETC1_RGB8_OES
Unified でなく unit が独立しているせいもあるかもしれませんが、
比較的長い pixel shader も意外なほど動きます。
その代わり extension は少な目です。
float 系テクスチャや圧縮頂点フォーマットが無いようです。
また圧縮テクスチャが ETC1 だけに制限されるのも、他の GPU との
大きな違いとなっています。
今の Mobile GPU はそれぞれ何かしらのトレードオフがあり全部入りはありません。
例えば Adreno 200 は演算ユニットが高精度固定、Unified で頂点機能も豊富、
低帯域対策は TBR と ATITC。その代わり頂点キャッシュなし。
PVR SGX535 は TBDR + PVRTC で全体的なスループットが高いがシェーダーの
演算精度をどこまで落とせるかが最適化の要。
Tegra2 は TBR でない代わりに転送量削減で 16bit depth 固定など。
Mali-400MP はまた違った特徴を持っているようです。
● CPU
Cortex-A9 1.2GHz dual。iPad2 同様 neon ありです。
今まで触ったハードで A9 neon 無しは Tegra2 だけでした。
Processor : ARMv7 Processor rev 1 (v7l) processor : 0 BogoMIPS : 1592.52 processor : 1 BogoMIPS : 1592.52 Features : swp half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 CPU implementer : 0x41 CPU architecture: 7 CPU variant : 0x2 CPU part : 0xc09 CPU revision : 1
モバイルでの 3D ゲームも現実的なレベルだと思います。
デスクトップ GPU との差はまだまだですが、意外にすぐ追いつかれるかも
しれません。
関連エントリ
・iPad2 A5 と浮動小数演算 VFP/NEON
・Android OpenGL ES 2.0 の圧縮テクスチャ
・Tegra2 Cortex-A9 と浮動小数演算
・Snapdragon と浮動小数演算速度