Mobileその他」カテゴリーアーカイブ

WiMAX ルータ URoad-5000 (4) 充電の仕方

URoad-5000 の使い方でわからない点があったのでいくつか問い合わせてみました。
以下その結果をまとめたものです。

●バッテリー LED の意味

モードは 2種類あります。Battery モード と Charge モード

「Batteryモード」(バッテリー利用時のインジケータの色の意味)

 緑: 60%~100%
 橙: 60%以下
 赤: 残量小
 赤点滅: 残量ほぼゼロ


「Chargeモード」 (AC アダプタ接続時のインジケータの色の意味)

 緑: 90%以上充電済み
 橙: 充電中

※ モードの切り替わり時は LED が 3回点滅する

AC アダプタを接続すると LED の色の意味が変わります。
たとえば残量 70% だったら、AC アダプタをつなぐと緑から橙へ。
モードの切り替わりを示しているのが LED の 3回点滅だそうです。

●バッテリー充電時間と稼働時間

  バッテリーLED          充電時間          稼働時間の目安
  ---------------------------------------------------------
 赤点滅→緑 (0%→95%)   2時間半~3時間    約3時間
 緑→緑 (95%→100%)     +30分             +15分

Chargeモードで 緑色まで充電すると、スペック通りおよそ 3時間利用可能。
緑まで充電してからさらに 30分充電すると 100% です。

●ACアダプタをつなぐと勝手に電源が入る点について

・AC アダプタをつなぐと電源が入るのは仕様。
 このときルーターの動作が不要なら、電源を切っておいても問題無いそうです。
 電源を入れなくても充電できます。

・AC アダプタ接続中はバッテリーを消費しません。
 本体の動作は、バッテリーを経由しないで直接 AC アダプタの電源を使っている
 そうです。電源を切っても消費電力は減るけど充電時間は変わりません。

●その他 URoad-5000 利用状況など

電車内など移動中の利用はあきらめて外出時に使える回線として活用しています。
昼食時に DS を Wi-Fi につないだりとか。
ポケットに入れられるくらい小さくて薄くて軽いことと、バッテリーで動作出来るのが
良いです。ほとんど負担にならずに持ち歩けます。

つるつるな上面部は結構指紋が目立つ感じです。専用ケースも付属しているのですが
サイズが増すので今は使っていません。

本体の LED はそうでもないのですが、USB アダプタ側 UD01SS の青色 LED は非常に
まぶしく感じます。電波を探している間は点灯したままなので特に。
夜間とか外で使ってると目立つかもしれません。暗くするか消せると良いのですが。

関連エントリ
WiMAX ルータ URoad-5000 (3) 三日目
WiMAX ルータ URoad-5000 (2) 二日目
WiMAX ルータ URoad-5000
Windows7 beta で UQ WiMAX

WiMAX ルータ URoad-5000 (3) 三日目

今日は不調でした。

●繊細な WiMAX

接続が切れる場所は結構あります。
移動中安定して使えないのは、ハンドオーバーが出来ないからではなく
圏外になる区間がまだあちこちあるからです。
エリア以外でも、たとえば停車中でも併走する路線に電車が横付けされると
その間通信が止まったりすることがあります。
同じ電車でも車両や場所、混み具合、上り下りの違いでも影響があるようです。

ただ一時的に通信が止まっても、圏内になって電波をつかめばまた通信は始まります。
スムーズに復帰さえできれば十分で、全く使えないってことはなく使えます。
というのも、つながる場所も切れる場所も毎日通っているとほぼ把握できるから。
つながればそれなりに速いので、いつ更新しておけばいいのかタイミングがわかります。

●問題再発

URoad-5000 の問題は WiMAX とはまた別のところにあるようです。
何らかのタイミングでアダプタが反応しなくなることがあります。

・UD01SS の LED が点灯したまま
・URoad-5000 の WiMAX 電波受信 LED は直前の状態で固定 (変化しなくなる)

一時的に通信が途切れて停止し、その後復帰のための初期化待ちで失敗している
ように見えます。
無線 LAN は生きており、WiMAX のアンテナランプも点灯したままなので一見
きちんとつながっているように見えます。でも通信しても反応はなし。
新宿駅でホームに別の電車が入ってきたときに通信が止まり、その後目的地に
着くまで復活しませんでした。

一度 UD01SS を抜いて差し直したのち、しばらく待つと復活しました。
UD01SS を差し直した直後、しばらく UD01SS の LED が点灯したままになる点に
注意です。またハングアップ状態かと思いがちですが根気よく待ちます。

初日にほとんど使えなかったのも、これが原因だったと思われます。
VAIO type P で UD01SS を使用していたときはこのような症状は出ていませんでした。

●LED の読み方

URoad-5000 の本体 LED と、UD01SS の LED 両方から状態を判断する必要があります。

WiMAX アダプタ UD01SS 本体の青色 LED

(1) URoad-5000 の電源が入っていない状態 – 消灯
(2) URoad-5000 の電源を入れてもまだ初期化されていない状態 – 消灯
(3) URoad-5000 の無線も起動し、WiMAX の初期化が始まった状態 – 常時点灯
(4) 初期化が終わり、WiMAX を検索している状態 – 消灯
(5) WiMAX に接続できた場合 – 通信があると点滅、無ければ消灯

初期化中 (4) のようにしばらく常時点灯する期間があります。
URoad-5000 本体の WiMAX 電波ランプは、電波をつかむ (5) の段階になるまで消灯
したままです。

現時点でわかってる状態をまとめてみます。

                UD01SS LED        本体WiMAX LED
---------------------------------------------------------------------
本体電源off        消灯             消灯
本体電源on         消灯             一瞬点灯
本体初期化中       消灯             点灯
無線LAN起動後      消灯             消灯
WiMAX初期化中      常時点灯         消灯
WiMAX検索中        消灯             消灯
WiMAX接続後     通信に応じて点滅  電波強度=色,通信=点滅(圏外=消灯)
圏外から脱出等     常時点灯         消灯
ハングアップ時     常時点灯         直前の状態で固定

これらの挙動はファームアップなどで変わる可能性があります。

ハングアップかどうかの判断は、UD01SS の LED が点灯したままで長時間通信
できない状態が続いた場合です。通常はしばらくたつと LED が消えます。
このとき高い確率で本体の WiMAX LED が点灯しており、色が変化しません。

やはり瞬間的な電波の遮断で UD01SS の初期化がかかったものの、その状態を
URoad-5000 側が正しく認識していないのが原因だと思われます。

移動時以外は長時間稼働しても特に問題は出ていません。
一カ所にとどまった状態だと安定して利用できています。

●まとめ

状況の把握が出来れば対策可能なので、移動中でも十分使えると思います。
小さくて軽量な本体もバッテリー駆動出来る点も良いです。
ただ鞄に入れたまま手放しで待機しておくには、まだ不安かもしれません。
もし本体の方に何らかの問題があるならファームウエアの更新で改善できるでしょうか。

関連エントリ
WiMAX ルータ URoad-5000 (2) 二日目
WiMAX ルータ URoad-5000
Windows7 beta で UQ WiMAX

WiMAX ルータ URoad-5000 (2) 二日目

今日は非常に好調でした。
昨日の不安定さとは大違いで、電車の車内でもきちんとつながるし使えています。
WiMAX の電波状況は右端の LED。消灯→赤→橙→緑 と変化します。
この変化や強さが、普段 VAIO type P + UD01SS で使っていたときとの記憶と
完全に一致。
切れる場所、つながって使える場所も同じで、切れたあとの再接続も問題なく
普通にブラウズできました。
試した場所は新宿近辺から中央総武各駅停車。

つながらない区間はところどころありますが、全く使えないほどではありません。
先日の報告は訂正させていただきます。申し訳ありません。
移動時につながらなくなった症状の条件はまだ絞り込めていないので、もう少し
使ってからレポートしたいと思います。

uroad5000

電波状況や通信時の点滅を凝視しながらだったので、こんな感じ(↑)の手持ちで
使用していました。
一体型ケースがあってもいい良いんじゃないかと思うくらい軽くて薄い本体です。
ポケットに余裕で入ります。iPhone 3GS と両方合わせて 260g くらい。

充電の仕方はまだよくわかっていません。
AC アダプタをつなぐと電源が入ってしまい、いちいち電源を切らないと通信待機
状態のままになります。無線 LAN も見えます。
また充電中のバッテリーマークはずっと緑色で一晩充電しても変化はなし。
充電完了かどうか区別できないようです。
何時間充電すればよいかも記載されていないので、この辺もあとで問い合わせてみます。

バッテリーマークも電波感度マークも一般的なアイコン形状(↓)だけど
バーの本数は変わりません。色が変わるだけ。

uroad5000

ドラクエの Wi-Fi ショッピングも、PSP まいにちいっしょポータブルのデータ更新も
どこでも出来るようになりました。
時間がかかる更新処理は移動中ではなく電波の安定したところでやった方が良いです。
やはりつながるとそこそこ速くて快適です。
Eye-Fi を試すのを忘れました。バッテリーの持ちなどもまた後日。

いらないケース
・ノート PC で使う場合は直接 USB アダプタを差した方が使いやすいし高速

必要なケース
・ノート PC が 64bit OS の場合
・iPod touch, PSP, DS 等、PC 無しでモバイル通信したい場合

※次回に続く(2009/08/06)

関連エントリ
Windows7 beta で UQ WiMAX
WiMAX ルータ URoad-5000

WiMAX ルータ URoad-5000

シンセイコーポレーションのモバイルルータ URoad-5000 購入しました。

URoad-5000

WiMAX の回線をどこでも使えるようにするための無線LAN ルーターです。
同じシンセイコーポレーション製の USB WiMAX アダプタを使うことが出来ます。
ちょうど UQ WiMAX 用のUD01SS を持っていたので、ビックカメラで URoad-5000
のみ購入してきました。

●使えるアダプタ

URoad-5000 は USB タイプの WiMAX アダプタに対応したモバイルルーターなので
単体では何も出来ません。添付の「かんたん説明マニュアル」を見ると使える
アダプタは MW-U2510 だけだそうです。

web サイトの FAQ (よくある質問) を読むと UD01SS, UD03SS, BDSS01,
MW-U2510/DM が使えるとのこと。これら全部 MW-U2510 と同じものだそうです。
実際 UD01SS の USB コネクタの裏側には「モデル名 MW-U2510」と小さい字で
書かれています。

●使い道

今のところ iPhone 等の携帯端末から WiMAX 回線を使うには PC か WiMAX 対応
ルーターが必要になります。ルーターの場合アドホックに対応していない
DS や PSP でも使用できます。
箱にも PSP, NINTENDO DS, iPod touch 対応と書かれていました。

また WiMAX の USB アダプタには 64bit OS 向けドライバがまだありません。
ルータ経由なら Windows7 x64 からも WiMAX つなげられるようになるはずです。

●説明書がない

最初に少々戸惑ったのは本体の取扱説明書がないことです。
無線LAN 設定方法までの手順が書かれた「かんたん設定マニュアル」は入って
いましたが、他に説明書も CD-ROM 等もありません。
バッテリーの入れ方や充電方法(ACアダプタをつなぐと電源が入ってしまう)など、
難しくはないけど、しばらく使ってみないとわからないことがあります。
購入時に店員が念入りに付属品の確認をしていたのはこのためかもしれません。
説明書がない等の問い合わせがあるのではないでしょうか。

製品情報ページには FAQ の pdf が掲載されており、補足の説明はこちらを見る
ことになるようです。

●大きさ

本体はバッテリー内蔵ながら非常に小さく手に持った感じも軽量です。
カタログ値でバッテリー込み 110g。
実測でバッテリーパックが 49g、本体が 57g の合計 106g でした。
重量の半分近くがバッテリーです。
UD01SS は実測 19g だったのであわせて 125g くらい。

uroad5000
↑左端が UD01SS、真ん中が URoad-5000

大きさも iPhone くらいのサイズで予想よりも薄型でした。
WindowsMobile のスマートフォンをもう1つ持ち歩くくらいの感覚です。

ただ USB アダプタ UD01SS を接続すると持ち歩きに不安な形ででっぱります。
ノート PC に直接差した場合と可搬性はあまり変わらないかもしれません。

uroad5000
uroad5000

●利用は簡単

USB WiMAX アダプタ UD01SS は、もともと UQ から購入したもので PC につないで
使用していました。そのまま URoad-5000 に差し込むだけで使えるようです。

サイドの小さいボタンを長押しして電源を入れると、しばらくして接続ランプが
点灯します。

最初から WEP と WPA-PSK(TKIP) 対応の 2種類の SSID が登録されていました。
キーはどちらも同じで本体裏に貼ってあるシールに書かれています。
SSID, KEY, PIN と 3つ番号があるけど使うのは「KEY:~」の方です。

WEP しか使えない DS は URoad-****** の方につなぎます。それ以外は
URoadWPS-****** を使えば大丈夫なはずです。(もしだめなら URoad- の方へ)
つながったら「かんたん設定マニュアル」に従って、ブラウザからセキュリティ
等の設定変更ができるようになります。

●電源投入

まだほとんど使っていないので実際のバッテリー寿命などはまだわかりません。
スペック上は連続使用 3時間だそうです。
AC アダプタのコネクタはサイズは細くて特殊な形状でしたが、アダプタ本体も
割と小さい方でしょう。AC アダプタの電圧は 5V。
バッテリーの電源容量は 3.7V 2200mAh でした。

電源を入れてから WiMAX が利用可能になるまで少々時間がかかります。

(1) Wireless LAN のランプが点灯するまで 25秒
(2) USBアダプタ(UD01SS) の LED がつくまで 40秒
(3) WiMAX の電波状況ランプが点灯して使えるようになるまで 60~70秒

電源を入れてから 1分少々。特に UD01SS が電波をつかんで安定するまで意外に
時間がかかるようです。たまに初期化に失敗するのか UD01SS の再初期化が
何度か行われるようで、その場合は 2分近くかかることもありました。

つながらないときは何度も電源入れ直したりアダプタを抜き差しして
しまいましたが、しばらく待つのが正解のようです。
ちなみに電源入れたあとに UD01SS を差し込んでも大丈夫でした。

●速度

VAIO type P に UD01SS 直差しで 3Mbps 出る場所でテストしました。
URoad-5000 経由では 2Mbps。思ったよりも速度が落ちています。

周囲に無線 LAN 機器が多数あるので、無線 LAN 側が混信している可能性もあります。
チャンネルを手動で変更すると多少上がって 2.3Mbps 程に。
でも主に移動時に使うので自動選択に戻しました。

URoad-5000 は 11b/g/n に対応しています。
VAIO type P (Windows7 RC) のダイアログでは 300Mbps と表示されており、
11n で接続されていたようです。

●接続

とりあえず VAIO type P 、DS lite 、iPhone でつないでみました。
それなりに快適で、これなら iPod touch のままでも良かったんじゃないかと
一瞬思いました。

電源を入れてから鞄にいれて都内の電車内で使ってみました。結果はほぼ全滅です。
駅で停車中たまにつながりますが駅間では切れます。
圏外からの再接続が間に合わないらしく、停車中圏内になってもほとんど安定して
使える状態にはなりませんでした。

また VAIO type P に直差しした場合よりも感度が落ちるのか、以前ノート PC で
ぎりぎり使えていた場所でもなかなか安定しません。
とりあえず通勤時は使えないことが判明。
iPod touch + UQ で十分かも、と思ったのは間違いでした。

●まとめ

優先 LAN 端子はなく無線 LAN のみです。
WiMAX 以外使えない専用機なので WiMAX をしっかり使おう、という人向けです。
小型軽量でバッテリー駆動できるのはメリットですが、移動中は安定しません
外出時どこかに腰を据えて使うことになります。

PC に直接アダプタをさして使うよりも速度は少々落ちます。
通信速度も、圏外からの立ち上がりも若干時間がかかるようになった印象です。
ルーターのオーバーヘッドなのか電波の入りが悪くなるのが原因なのかはわかりません。

利点は PC なしで WiMAX の回線が使えることです。
iPod touch や iPhone で高速なネット接続出来ますし、外出時に DS や PSP を
ネットにつなぐこともできるでしょう。

自分の用途だと使える場所が限られてしまうので、まだ活躍できるかわかりませんが
これからいろいろ使ってみます。

※ 次回に続く (2009/08/05)

関連エントリ
Windows7 beta で UQ WiMAX

Windows7 beta で UQ WiMAX

以前申し込んだ UQ WiMAX、サービス開始当日 26日に端末が届きました。
モニターではなく購入です。

USB タイプの UD01SS を VAIO type P + Windows7 で使ってみます。

WiMAX USB TYPE UD01SS

uqwimax
↑何となく取れそうに見えた先端の蓋部分はやっぱり外すことができた。アンテナ端子?

●Windows7 Beta へのインストール (UD01SS)

ドライバはそのままで OK。ユーティリティの方は OS のバージョンではじかれました。
互換モードで Windows Vista を指定するとインストールできます。

・ドライバ

UD01SS を差し込むだけで認識し、組み込まれているドライバのインストーラが
起動します。最初は USB の CD-ROM ドライブとして認識されるようです。
あとは手順に従うだけ。Windows7 beta でも特に問題はありません。

・ユーティリティ

ユーティリティソフトは付属の CD-ROM に入っています。
Web からも落とせるようです。
CD-ROM の Setup.exe をそのまま実行するとエラーがでるので、先にプロパティから
「互換性→互換モード→Windows Vista」を選んでおきます。

●接続

WiMAX GO のアイコンをクリックするだけ。
ユーティリティを起動しておけば電波状況を表示し、圏内なら接続します。
特に設定もなくアダプタの抜き差しなども判定してくれるので手軽です。
Windows7 beta でも問題なく使えています。

接続や切断の管理も不要で、中断する場合も PC のモニタを閉じてスリープする
だけで大丈夫。再接続も自動で行われます。
スリープ解除後の再接続は、端末の接続チェックと初期化が入るので数秒待たされます。

●速度

VAIO type P + Windows7 beta + Chrome
という特殊な環境なので参考程度に。

・下り
笹塚駅 2Mbps 前後
麹町 4Mbps ~ 9Mbps (測定サイトによって異なる)

測定サイトによって結構ばらつきがあります。
駅のホームで試した場合も、場所によって結構違うし電車の通過によって
影響を受けることもありました。

つながらない場合は完全に圏外になります。つながらない場所は結構あります。
最初に試したサイトが低い数値しか出さなかったのであまり参考にならないかも
しれませんが、安定して圏内を維持する場合は 1Mbps 以上出てるようです。
ブラウザを使ってる分には普段無線 LAN でつないでるのと変わらず速いです。

関連エントリ
UQ WiMAX 申し込み