Apple Watch Series 2 で vfpbenchmark を走らせてみました。
結果から Apple Watch S1 と同じ Cortex-A7 の 0.5GHz と思われます。

Watch SoC CPU ST-SP ST-DP MT-SP MT-DP
初代 Apple S1 Cortex-A7 0.5GHz x1 0.850 0.416 0.849 0.416
Series 2 Apple S2 Cortex-A7 0.5GHz x2 0.986 0.483 1.807 0.879

 ・単位は GFLOPS, 値が大きい方が高速。

初代 Apple Watch の S1 と違い、新型 Apple Watch の S1P/S2 は Dual Core です。詳細は下記よりどうぞ。結果を追加しています。

VFP Benchmark Log 計測結果まとめ

GPU については未調査です。SpriteKit 経由ですが、Watch OS 3.0 から OpenGL ES 2.0 相当の Shader (GLSL) が使えるようになっています。


関連エントリ
Android 端末のアップデート (1) Android Wear バージョン一覧と新しいアーキテクチャ
Apple Watch の CPU の種類と浮動小数点演算速度


MaruOS 0.3 が Release されています。Windows 10 Mobile の Continuum 同様に外部モニタ接続で Linux Desktop が使えるのはもちろん、外部モニタなしでも使えるようになっています。それ以外にも Android 側が 6.0.1 になるなど色々改良されているようです。

maruos08.jpeg

Dashboard は設定画面から呼び出すことが出来ます。

maruos09.jpeg

これでいつでも Linux Desktop の起動と Shutdown が可能です。
Android 側に VNC や ssh client のアプリを入れておけば、端末単体でも Linux アプリケーションを利用することが出来ます。VNC server はデフォルトでは起動していないので、VNC を使う場合でも最初は ssh が必要です。

ただし以前はバグを利用して、端末本体に Native な Desktop 描画が出来ていたのですが、修正されているようです。


関連エントリ
Android/Linux MaruOS その3
Android/Linux MaruOS その2
Nexus 5 に Maru OS を入れてみた


新規に View カードを作成して、無事 iPhone SE 本体側の Apple Pay にも登録できるようになりました。前回登録できなかったのはやはり手持ちのカードの種類が問題だったようです。

今回 Apple Watch Series 2 で出来るようになったこと
・Suica 支払い
・Suica 定期券
・iD 支払い
・QUICPay 支払い


● Suica へのチャージは Apple Watch 側でも可能

iPhone 本体側の Apple Pay が有効になったので、Apple Pay 経由でも支払いできるようになりました。

Apple Watch Series 2 内の Suica へのチャージ方法

Device 使用するアプリ 支払い方法
iPhone SE Suica アプリ Suica 登録クレジットカード
iPhone SE Suica アプリ Apple Pay に登録したカード
Apple Watch S2 Watch 側の Wallet Apple Pay に登録したカード

Apple Watch 側のチャージ画面

applepay_watch03.jpeg

Suica 定期の更新も Apple Watch 側で出来るようです。

applepay_watch04.jpeg


● Suica の履歴確認は iPhone 本体の Watch アプリを使う

Suica の利用履歴は iPhone 側の Watch アプリで見ることが出来ます。こちらは即座に更新されるので、改札通過時に正しく認識されたかどうかも確認できます。

1. Watch アプリ
2. Wallet と Apple Pay
3. Suica を選択
4. 「情報」の欄を「ご利用明細」に切り替え

Suica アプリの「チケット購入・Suica管理」→ 「SF利用履歴(前日まで)」にも履歴がありますが、こちらは当日のものが反映されません。


● エクスプレスカード登録の Suica が反応しない場合は

「エクスプレスカード」に登録したカードは、サイドボタンのダブルクリック無しでもリーダーにかざして使用することができます。もし反応しない場合は、Watch アプリからもう一度「エクスプレスカード」を選択し直すと良いようです。


● 利用時のカード選択

サイドボタンダブルクリックで支払いモードになりますが、このとき左右フリックで直接カード選択が可能です。Watch 側の Wallet を起動した場合は「メインカード」が表示されているので、左上の「閉じる」を押してからカード選択できます。


● iPhone がなくても支払いできる

Apple Watch だけ持ち歩いて、iPhone と通信が切れている状態でも iD で支払いができました。手ぶらでも Apple Watch だけで財布&定期代わりに使えるのは便利です。



関連エントリ
Apple Pay を iPhone SE + Apple Watch S2 で使ってみた
Apple Watch と Android Wear を繋げてみた
Apple Watch の CPU の種類と浮動小数点演算速度
Android Wear 5.1.1 は Wi-Fi による同期に対応、Apple Watch との違い
Apple Watch のバッテリーと Android Wear 5.1
Apple Watch を使ってみた, Android Wear との比較など


新型の Apple Watch Series 2 は Apple Pay (FeliCa) に対応しており、Suica や QUICPay 等の電子マネーとして使うことができます。iPhone SE とペアリングしているので、この組み合わせで Apple Pay を使ってみました。

発売 世代 SoC CPU Felica
2015 Apple Watch 初代 S1 1
2016 Apple Watch Series 1 S1P 2
2016 Apple Watch Series 2 S2 2 対応

●iPhone SE 本体の Wallet には登録できない (カードによる?)

iPhone SE 側の Wallet アプリでは手持ちのクレジットカードを登録できませんでした。カードの画像認識画面まで行きますが、この本体には登録できないと言われてしまいます。手持ちのカードが対応していないだけかもしれません。


●Apple Watch Series 2 には登録可能

iPhone SE 側の Watch アプリ から「Wallet と Apple Pay」を選んで追加します。Wallet アプリと違いこちらはあっさりと登録が完了。Apple Watch S2 側にカード情報が追加され、iD として使えるようになりました。

↓ Watch 側の Wallet と Apple Pay
applepay_watch02.jpeg

事前に Apple Watch にパスコードを設定しておく必要があります。支払いの合図は、リーダーにかざす前にサイドボタンのダブルクリックです。


● Suica は記名式で作成可能

iPhone 本体側の Wallet にクレジットカードを登録できなくても、Suica として使うことが出来ました。

Suica の登録は Watch アプリではなく専用の「Suica」アプリから行います。iPhone SE に Felica 機能が無いので既存カードの読み込みはできません。Apple Watch を使った読み込みにも対応していないようで、新規作成を選ぶことになります。

ただし新規作成やチャージには iPhone 本体側の Apple Pay が使われます。Apple Watch S2 側に Apple Pay があっても使うことが出来ませんでした。そのため記名式を選択し、Suica の方にクレジットカードを登録しています。おそらく定期でも大丈夫だと思われます。

↓チャージ時に支払い方法を選択できるのでクレジットカードを使う
applepay_suica01.jpeg

Suica はサイドボタンのダブルクリック無しで利用可能です。(設定あり)

これでとりあえず Apple Watch S2 で Suica と iD が使えるようになりました。


●Apple Watch のバッテリー消費が減った

Apple Pay とは関係ないのですが、watchOS 3.1 にしてから目に見えてバッテリーの持ちが良くなっているような気がします。今のところ半日で 20% と少し。

ただ初代 Apple Watch 購入時の記事を見ると、半日で約 25% と書いていました。最近はここまでバッテリーが残っていた記憶が無いので、OS アップデートのせいなのか Series 2 のせいなのか、消費が増えていたのが戻ったのかもしれません。


関連エントリ
Apple Watch と Android Wear を繋げてみた
Apple Watch の CPU の種類と浮動小数点演算速度
Android Wear 5.1.1 は Wi-Fi による同期に対応、Apple Watch との違い
Apple Watch のバッテリーと Android Wear 5.1
Apple Watch を使ってみた, Android Wear との比較など


コメントでも質問を頂いたので、もう少し詳しく書いてみます。
Maru OS は Windows 10 Mobile の Continuum のように、Android と Linux (Debian) Desktop が共存可能な OS となっています。

Linux on Android 等と違うのは、Android 環境を含めた Custom ROM として作られていることです。そのため既存の Android 環境に後付で install することは出来ず、Android OS 自体も置き換わります。

また端末単独で使うことを想定しておらず、外部の HDMI モニタ接続時のみ Desktop 環境が出現します。(前回のように端末側に Desktop が表示されることもあります)

Desktop 環境を使うためには、Bluetooth の Mouse や Keyboard と外部モニタを繋ぐための Slimport アダプタが必要です。

詳しくは 公式サイト を参照して下さい。
下記の内容は Nexus 5 と 0.2.3 の時点での内容となっています。


● Install 時にストレージ内容は消去されます

現時点の 0.2.3 が対応しているのは Nexus 5 だけとなっています。
インストーラがついているので手順は簡単ですが、ストレージのデータも OS も一旦全部消えます。Android 5.1.1 なので、Nexus 5 に提供されている公式の Android よりも古くなるのでご注意下さい。


● Play store は含まれていません

Android 側に含まれているアプリは最小限で Play Store など Google Apps がありません。FAQ で Google Apps の install 方法が提示されているので、その手順に従って追加する必要があるようです。


● HDMI モニタとの接続は Slimport です (Nexus 5)

Nexus 5 自体が HML に対応していないので HML アダプタは使えません。ご注意下さい。


● Maru Desktop Dashboard

外部モニタに接続して Desktop 環境がスタートすると、Android 側にも Maru Desktop Dashboard というアプリが起動します。ステータスバーのアイコンから呼び出せるので、Desktop 環境の Shutdown もここから行うことが出来ます。

HDMI ケーブルを抜いても、Maru Desktop Dashboard が起動している間は Desktop が残っています。移動先で再び HDMI に繋ぐと、そのままの状態で Desktop が復帰します。


● Desktop と Application

Desktop 環境は Debian 8 Jessie となっており apt (apt-get) でいろいろと install できます。
OpenGL ES ではなく OpenGL に対応しているためか、結構ソフトが動くようです。
使用している人の動画を見ると Blender も動いていることがわかります。
ただし GPU が使われていない (ソフトウエア描画) のでそれなりに低速です。


● Mouse, Keyboard のペアリング

Bluetooth デバイスのペアリングは Android 側の設定画面から行います。
マウスやキーボードで Android 側の UI は一切操作できず、Desktop 側の操作専用となります。
両方操作できてしまうと混乱するので当然かもしれません。


● Desktop 画面を本体に表示する

前回 の手順の詳細です。

1. 画面の回転を有効にしておく
2. もし起動しているなら Desktop を Shutdown しておく
3. HDMI モニタの電源を入れておく。
4. Slimport アダプタにモニタと繋がった HDMI をつなぐとステータスバーに Dashboard のアイコンが表示されるので、すぐにケーブルを抜く
5. 数秒後に Desktop が Android 本体の上半分に表示される
6. 隠れて見えないが上のタスクバーからスライドして通知領域を下に引き出す
7. Maru Deskto running の通知をタップして Maru Desktop Dashboard を開いた状態にする
8. 本体を横向きにして Desktop が全画面になる

Buletooth マウス・キーボードで操作できます。タッチ操作は出来ません。
電源の入った HDMI モニタを実際に繋がないと Desktop が起動しないようです。

Home ボタンを押すなど Maru Desktop Dashboard が裏側に回ると画面の回転が出来ないので、再び通知領域を引っ張って Maru Desktop running の通知を選択し、Dashboard 画面を開く必要があります。

電源ボタンを押しても (Sleep しても) 有効です。このまま持ち歩けますが、画面の上半分に常時 Desktop が表示されているので Android はほぼ使えなくなります。

終了させる場合は手探りです。Dashboard の右上あたりのボタンを OFF にしてから「SHUTDOWN」を選びます。

↓壁紙が似てるのでわかりにくいですが、上半分が Desktop です。
maruos_nexus5_01.jpeg

↓このように通知領域を引き出して Maru Desktiop running を開きます。
maruos_nexus5_02.jpeg


● VNC を使う

Android を併用しつつ本体で Desktop の内容を確認したいなら VNC を使う方法もあります。
Desktop 側で server を起動して Android で VNC client アプリを使います。
Bluetooth マウスやキーボードを使うと反応が遅れるので遅延が気になりますが、Android とすぐに切り替えできますしタッチパネルや仮想キーボードが使えるのは便利です。

遅延があるので、マウス・キーボードを使うならやはり上の直接描画の方が早くて快適です。


関連エントリ
Android/Linux MaruOS その2
Nexus 5 に Maru OS を入れてみた


| 次のページ(日付が古い方向)>>