Android SmartWatch SmartQ ZWatch (2)

大きさ (下:Z Watch、上:iPod nano 6G)

zwatch05.jpg

画面サイズ、解像度は同じです。1.54inch 240×240 (220dpi)
当時 iPod nano (6G) で動くアプリを作りたいと思っていました。
LiveView はレスポンスに難がありましたが、単独でアプリを走らせられる
SmartWatch ならいろいろ出来そうです。

SmartQ Z Watch

SmartWatch は 2種類あります。

(1) サブモニタ型
・一般の Smartphone や Tablet のサブモニタとして利用する
・単体ではアプリケーションが動作せず Dumb Terminal に近い
・キー入力をサーバーに送り、画面出力だけ Bluetooth で受け取る
・もっと単純なものは特定の通知だけを受け取ることができる

(2) 単独動作可能
・一般の Smartphone や Tablet を小さくして腕時計形状にしたもの
・Android 等の OS がそのまま乗っておりアプリを走らせられる
・アプリを使って (1) のような使い方もできるが、データはローカルに蓄積される
 (1画面ごとに通信するわけではない)

Sony の LiveView/MN2 系は (1) で、ZWatch は (2) に相当します。

Z Watch は右側面に電源ボタンと Back ボタンがあります。
Back ボタンは長押しで Home 相当。
左側はヘットホン端子のみで、USB&充電を兼ねています。

時計画面は Home の Widget に相当するようです。
デザインは切り替え可能。

普段はバックライトが消えていて時刻を確認できませんが、
腕のアクションで一時的に画面を点灯させることができます。
水平状態から手前に傾けるイメージ。
知らないうちに点灯してる場合結構あります。
角度をつけて机に置いた状態でも反応してしまうのが難点。

Home には他にも画面単位で Widget を追加できます。

アプリの追加や削除には PC が必要。(adb 接続方法はこちら)
Mac OS X でも adb でつながります。
adb shell では su 可能。

Android 4.1 + 1GHz single core CPU + RAM 512MB + ROM 4GB なので、
安価な Android 端末としては十分な性能。
ただし画面が小さいので、通常アプリは表示や操作に制限があります。
UI は専用に作らないと厳しいでしょう。

ソフトキーボードは入っていません。
マニュアルを読む限り、同期用に Android 端末を登録すれば
リモートキーボードとして使えるようです。

AKIBA PC Hotline: SmartDevices(智器) Z Watch
AKIBA PC Hotline: 中華な腕時計型デバイスがまた登場、Android 4.3ベースで1万5千円

設定の言語選択に日本語はありませんが、上記ページを見ると
日本語も表示されていることが確認できます。
公式サイトや上のページでは Android 4.3 と書かれていますが、
API Level は 16 を返します。つまり Android 4.1 相当。

ZWatch の JZ4775 は Paladin の JZ4770 と違い 3D GPU が搭載されていません。
OpenGL ES 2.0 を使ったアプリケーションは起動できませんでした。

↓レイアウトを調整してみました。使ってみるとこれでもまだボタンが小さく感じます。

zwatch04.png

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