Oculus Go 入手しました。名前が Oculus なので Oculus Rift との互換性を期待してしまいますが、実際は GearVR の専用機になります。
↑左が Oculus Go、右が Daydream View (2017)
Oculus Go の方が若干大きめ。左下の黒いのは GearVR コントローラ
Oculus Go には Snapdraogn 821 を搭載した Android デバイスが内蔵されており、Daydream で言えば Pixel 初代機や ZenFone AR と同じです。Galaxy だと S7 世代がほぼ近いスペックです。ただし Oculus Go の RAM は 3GB でした。
性能面では HTC Vive, Oculus Rift といった PC ハイエンド VR とは比較にならないものの、一体型の専用機なのでケーブルやアダプタの接続といった煩わしさが一切ありません。セットアップも専用機らしく簡単になっています。iOS や Android のコンパニオンアプリから行うので、Wi-Fi 設定も使い慣れた操作でできました。
さらに Oculus Go の手軽さを実感できるのはサウンドです。ヘッドホンが無くてもかぶるだけで音が聞こえてきます。
ケーブルレスの Daydream や GearVR でもヘッドホンは必要でした。本来 VR では音の効果は重要なのですが、Vive や Windows MR でもヘッドホンケーブルは絡まりやすく、開発中何度もテストするときはヘッドホンを使わない場合がほとんどです。便利なのでこのスピーカーは他の HMD にも付けて欲しいくらいです。
VR デバイスは機能面で大まかに分類すると 2種類あります。
◎ ハイエンド VR (6DoF + 6DoF)
・PC Desktop GPU
・Position Tracking 対応 HMD
・Position Tracking 対応 MotionController
HTC Vive, Oculus Rift, PSVR, Windwos MR
◎ Mobile VR (3DoF + 3DoF)
・Mobile GPU
・回転のみの HMD
・回転のみの MotionController
GearVR, Daydream (Smartphone), Oculus Go
スマートフォンは普段持ち歩くので HMD に装着したままにはできませんし発熱も結構気になります。Daydrream 対応機種もなかなか増えないので、Mobile VR の場合は手軽に使える Oculus Go のような専用機は良い選択かもしれません。
Snapdraogn 835 以降では Mobile VR でも 6DoF のデバイスがいくつか登場しています。モーションコントローラの制約はまだ残っています。
◎ Mobile VR (6DoF + 3DoF)
HTC Focus (Mobile GPU, 6DoF + 3DoF)
Daydream Mirage Solo (Mobile GPU, 6DoF + 3DoF)
その他の詳細なデバイス一覧はこちらにまとめています。
関連ページ
・HMD VR / AR Device spec 一覧