先週末 LOOX U/G90 を店頭で触ってきました。
見事にマルチタッチ対応でした。

FUJITSU LOOX U

HP のデスクトップのような光学式でもなく、HP のノートのような複合型でもなく、
抵抗膜式のマルチタッチパネルだと思われます。
ペンも使えるし、WindowsMobile 端末のように表面のシートを押し込む感覚があります。

とりあえず Windows のペイント上で指 5本分 (同時に 5点) 認識していることは確認できました。
実際はもっと識別出来るかもしれませんが、画面が 5.6インチと小さいため試すのも結構
大変かもしれません。
開発機としても結構惹かれるものがあります。

キーボードは、以前購入した初代 LOOX U とは比べものにならないくらい打ちやすかったです。
QWERT の段が左にずれているのさえなければ、文字入力用途で買っていたかもしれません。

関連エントリ
Windows7 Multitouch API (3)
Windows7 とマルチタッチ / HP TouchSmart PC IQ800


Google IME が 64bit に対応したので入れてみました。
Windows 7 x64

きちんとキー操作のカスタマイズに対応しているし、Export/Immport 可能だし、
Export したカスタマイズファイルもテキストなのでそのまま書き換えられます。
今使っている ATOK2008 も結局サポート機能をほとんど全部無効化していたので
これで十分でした。数字による候補選択のショートカットを無効設定できる点も
ATOK2008 より好印象です。

API は TSF に対応しているらしく、em1key も ATOK オプション無しでそのまま
起動できるようです。MS-IME 同様 em1keypc をそのまま実行するだけで使えます。


URoad-5000 は持ち歩きには便利だし電源を入れるだけで即使える点も魅力です。
でもバッテリー駆動できるモバイル向けルータなので、パフォーマンスよりバッテリー
寿命や軽量化の方が優先されているようです。自宅など据え置き用途で使うには少々
パワー不足な感じがします。UPnP に対応していないといった制限もあります。

そこで、使い道に困っている(余っている) NetBook を自宅用ルータにしました。
Windows 標準の ICS を使っているだけですが、たぶんこちらの方が高速でしょう。
実際に試したのは Vista Home Basic です。ここでは Windows 7 で説明しています。

(1) NetBook に WiMAX の設定を行います。普通に WiMAX が繋がれば OK。

  USB タイプ UD01SS (UD03SS) を使ったので、USB ポートにさしてドライバとユーティリティ
  ソフトをインストールし、更新をかけました。

(2) 「ネットワークと共有センター」を開きます。
  左側の「アダプターの設定の変更」をクリック。(Vista だと「ネットワーク接続の管理」)

(3) 「ローカルエリア接続」の中から WiMAX 相当を探します。
  右ボタンでプロパティを開きます。

(4) "共有" タブを開いて共有の設定をします。
   「ネットワークのほかのユーザーに ~ 接続を許可する」
   「ネットワークのほかのユーザーに ~ 制御や無効化を許可する」
  の両方にチェックを入れます。

(5) 「ホーム ネットワーク接続」のプルダウンメニューで、他の PC やゲーム機など
  の端末をどこにつなぐか選択します。

  たいていの NetBook は、有線 LAN ポートと無線 LAN の両方を備えています。
  おそらくアダプタとしてこの段階で下記の 3つが存在しているはずです。

   ・ローカルエリア接続
   ・ローカルエリア接続 2 (UD01SS WiMAX)
   ・ワイヤレスネットワーク

  ※ ローカルエリア接続 の番号は環境によって変わる可能性あり
  今回は次のようにつなぐので、WiMAX じゃない方のローカルエリア接続を選びます。

     WAN (UQ WiMAX)
       |
 [ローカルエリア接続2 (UD01SS)] 
       |
     [NetBook]
       |
 [ローカルエリア接続 (有線LAN)]]
       |
[ハブ or 無線LAN アクセスポイント]
       |
   他の PC やゲーム機

共有設定することで NetBook がルータ相当になり、DHCP サーバーとして IP アドレスも
割り振ってくれます。

無線 LAN アクセスポイントの設定が済んでいるなら、NetBook とアクセスポイント間を
無線でつなぐことも可能です。アクセスポイントに DHCP クライアント機能があるならそれを
有効にするだけですが、固定 IP アドレスなら割り振られるアドレスと確認してから登録します。


●速度

時間帯や条件が一定と限らないので、速度はおおよその目安です。
UQ WiMAX 自体の速度はエリアや電波状況で変わります。

(1) 1.5Mbps

UD01SS + URoad-5000 --無線-- LAN-PWG/APR(子機モード) --有線-- Desktop PC

モバイルルータを 2 個経由していたせいか、かなり速度が落ちていました。
LAN-PWG/APR は子機モードでコンバータとして使っています。

(2) 2~3Mbps

UD01SS + URoad-5000 --無線-- GW-USMicroN (USB無線LANアダプタ) + Desktop PC

無線 LAN 直結 (11n) になったので速くなりました。

(3) 5~Mbps

UD01SS + NetBook

直差しが一番速いです。5Mbps くらい。

(4) 5Mbps

UD01SS + NetBook --有線-- CG-WLBARGNH(ルータ,Hubとして) --有線-- Desktop PC

NetBook に直接有線でぶら下がっている形です。オーバーヘッドが減っています。

(5) 4.5~Mbps

UD01SS + NetBook --有線-- CG-WLBARGNH --無線-- GW-USMicroN + Desktop PC

CG-WLBARGNH (無線LAN ルータ) を、アクセスポイントモードで設定しています。
これで無線 LAN ルータ相当となりました。モバイルルータをそのまま使うよりも
速度が出ています。


関連エントリ
WiMAX ルータ URoad-5000 (4) 充電の仕方
Windows7 beta で UQ WiMAX


光学式タッチパネルは些細なことでも反応します。
そばに置いたコンビニの袋の取っ手が画面に触れただけで、スリープが解除されたりもします。

マルチタッチ対応 HP IQ800 を長いこと机の上に置いてますが、
袖が触れたり、書類の端が触れたりすると敏感に反応。
電源が入ったり、気がつくとクリック音が鳴り続けていることがあるのです。

今日の犯人は虫でした。
突然スリープから復帰したと思ったら、よく見たらマウスカーソルが勝手に動いている!
小さな蜘蛛くらいの虫で、ぴったりトレースしてマウスカーソルが付いていく様は面白い。

でもタッチパネルだからクリックされていることに…
場所によっては勝手にダイアログのボタンが押されたり、
勝手にプログラムを起動したり、
勝手にブラウザのリンクに飛んだりする可能性もあるわけですね。
慎重な作業中は 虫 にも注意。

取りあえず今度 ペイント の上を歩かせてみます。


モニターももうすぐ三ヶ月です。
このクラスの同スペックな PC はたくさんあります。
基本的な PC 部分の性能はほぼ横並びでそれほど大きな違いはありません。
PC 部分はおそらくあまり他と変わらない感想になってしまうことでしょう。

だからこそ差別化が必要で、その点メビウスは強烈な個性を持っていました。
光センサー液晶パッドを搭載していることです。

タッチパッド部分が液晶画面なのです。
この液晶パネルがセンサーも兼ねているとのこと。
この不思議なデバイスは、各画素が光に反応し2次元のイメージとして取り込むことが
できるようです。
処理次第では全く制限のない入力装置になるかもしれません。

惜しむらくはこの個性とテクノロジーが、メビウス自体の魅力に思ったより
つながっていなかったということです。
この点過去の書き込みでいくつか考察してきました。

それでもレポート開始当初はかなり楽観視していました。
6月に開発キットが公開されるとの記事があったからです。

ASCII.jp 謎のMebiusは光センサー液晶パッド搭載のNetbook!
 >光センサー液晶パッドのアプリケーション開発に必要な情報や開発キットは、
 >同社から6月くらいに提供される予定。ユーザーにより開発された独自アプリ
 >ケーションの登場も期待される。

初物で使いづらい点があったとしても、もしかしたら自力で何とか出来るのでは無かろうかと。
レポートに書くネタにもなるし仕組みや出来ることに興味もあったからです。

でも結局開発キットは無し。
アプリケーションが一つ追加されたのみで、光センサー液晶パッドで出来ることは
残念ながら発売直後とあまり変わりませんでした。


●おすすめできる点

・手書き文字入力

パソコンで手書文字認識できる機能はよくあります。その扱いやすさを考えると
電子辞書のように手前に液晶パッドが付いているスタイルはたいへん理にかなっています。

タッチパネル付きの PC は少なくないですし、タブレット PC だって各種あります。
でもキーボードの奥の液晶画面まで手を伸ばして、そのままペンで書くのはたいへんです。
逆に液晶を折りたたんでタブレット形状にしてしまうとキーボード操作に難儀します。

メビウス PC-NJ70A は普段の PC スタイルながら、すぐ手が届く手前にタッチパッド
があり、いつでもペンを扱えます。キーボード操作も妨げません。
メイン液晶+キーボード+液晶パッド、といったスタイルは今のところメビウス
独自のものです。

もう少し動作が速くて気持ちよく操作できたなら、手書き以外の他の機能も
お勧めできたかもしれません。


●改良希望点

通常のタッチパッドと比べてまだ使いづらいところがあります。
独自の専用アプリケーションもまだまだ不足しているように思います。
このように 1つ 1つの細かい点は気になりますし、実際にレポートやアンケートで
報告させていただきました。
でも本当は、ソフトウエアで継続して更新していけるのが PC の良いところです。

結論として、今最も感じている足りないところは、発売&モニターレポート開始から
3ヶ月経過してもほとんど変わってないところだと思います。

光センサー液晶パッドを使ったアプリが次々と出ていたり、アイデアをすぐに実現
出来る環境があったなら、今は多少不満があっても
「今後なんだか良くなっていきそうだ」 とか 「今後面白くなっていきそうだ」 といった
勢いや流れが見えていたかもしれません。
自分で何とか出来そうだ、と思えるだけでも十分だったと思います。

おそらく今一番危惧しなければならないのは、このまま変わらないのではないかと
思ってしまうことでしょう。


関連エントリ
メビウス PC-NJ70A (8) タッチアプリとイルミスキャン
メビウス PC-NJ70A (7) 一ヶ月後
メビウス PC-NJ70A (6) ユーザーインターフェース
メビウス PC-NJ70A (5) サブモニタ
メビウス PC-NJ70A (4) 使用感
メビウス PC-NJ70A (3) Windows7 RC を入れる
メビウス PC-NJ70A (2) 初期セットアップとメモリ増設
メビウス PC-NJ70A 液晶センサータッチパッド
メビウス PC-NJ70A 画面解像度とタッチ


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