Android」カテゴリーアーカイブ

Android

Android とストレージ領域

Android は端末によって SD カードの扱いが結構ばらばらです。
設定画面に表示される用語も端末ごとに異なっています。

                 OS   内部Flash  内部メディア領域   SDカード
-------------------------------------------------------------------
Desire X06HT     2.2   147MB     無し               /sdcard
ZEN Touch2(8GB)  2.1   2.95GB    4.10GB  /sdcard    /extsd
ZiiO 7 (8GB)     2.1   1.97GB    4.94GB  /sdcard    /sdcard/SD_CARD
LuvPad AD100     2.2   1.62GB    12.95GB /sdcard    /sdcard2

上の 内部Flash は /data の容量です。

Android のデータ領域は 2種類あります。
本体内蔵の内部ストレージと取り外し可能な外部ストレージです。

ダウンロードしたアプリケーションは主に内部ストレージにインストールされます。

外部ストレージは主に撮影した写真等のメディアデータが格納されます。
共有しても問題ないデータ、あとから生成する容量の大きいデータはこちらが
使われることが多いようです。
また OS 2.2 からは外部ストレージへインストールできるアプリもあります。

◎内部ストレージ /data
・本体内蔵のフラッシュメモリのうちデータ用の領域
・ダウンロードしたアプリケーションは主にこちらにインストールされる
・USB 接続時に PC から見えない

◎外部ストレージ /sdcard
・共有可能なデータが格納される
・取り外し可能
・OS 2.2 からは対応アプリケーションならインストールできる
・USB 接続時に PC から直接アクセスできる。(一時的に Unmount される)

●SD カードとの関係

iPod touch のように、本体にもメディア用の大容量なフラッシュメモリを
内蔵している場合に少々複雑になります。
内蔵のメディア用フラッシュ領域が /sdcard が割り当てられるものの、
同時に本来の SD カードスロットも存在しているからです。

ZEN Touch 2 / ZiiO 7 は設定画面からも両方の容量を確認可能です。
PC 接続時には内蔵のメディア領域と SDカードの 2つのドライブが作られます。

LuvPad の場合は基本的に内蔵のメディア領域を使うことが前提となっているようです。
SD カード側のマウントには再起動が必要で PC から見えるのも内部の
メディア領域のみです。

大容量の内蔵フラッシュを持たない Desire X06HT の場合はシンプルです。
もともとこのような使われ方を想定していたのだと思われます。

内蔵のメディア領域を持っている場合、外付けの SD カードがなくても運用
できますが容量は固定となります。
SD カードは別領域にマウントされるため /sdcard そのもののは変わりません。

●アプリケーション

端末によっては内部ストレージがかなり小さく、アプリケーションの
インストール時に容量が足りなくなることがあります。

2.2 からは SDカードへもインストールや移動ができるようになりましたが
その対応度はアプリケーションに依存します。

この点においては、取り外し不可能な単一領域の大容量フラッシュを内蔵
している iOS の方が分かりやすく開発側の負担も少なくなっています。

◎アプリケーションを SDカードインストール対応にする方法

AndroidManifest.xml に1行追加。auto または preferExternal


実際に HTC Desire X06HT (2.2 Froyo) で Market から Angry Birds を
ダウンロードしてみると SD カードにインストールされました。
おそらく preferExternal が指定されているのだと思われます。

また前回ベンチマークテストに用いた GPUBench も SD カードに入ります。
このアプリは当初 LuvPad (2.2) や ODROID-S (2.2) にはインストールすることが
出来ずしばらくはまりました。

 設定→「SDカードと端末容量」→「SDカードのアンマウント」

でアンマウントしてからだとインストール出来ることがわかりました。
この場合は内部ストレージに入ります。

もしかしたら Market が使えないか、何らかの認証されていないデバイスでは
SD カードにアプリケーションをインストール出来ないのかもしれません。
そのため preferExternal が設定されたアプリケーションはインストールに失敗し、
管理画面からも SD カードに移動出来なくなっていると考えられます。

関連エントリ
各種 Android 端末のベンチマークテスト (2)
各種 Android 端末のベンチマークテスト

各種 Android 端末のベンチマークテスト (2)

ARM11 搭載機種ということで TouchDiamond S21HT もテストに加えてみました。
昨日の結果

                Desire   ZenTouch2  ZiiO7    LuvPad   ODROID-S     S21HT
--------------------------------------------------------------------------
Android OS       2.2       2.1       2.1       2.2       2.2        2.2
Processor      QSD8250    i.MX51    ZMS-08   Tegra250  S5PC110   MSM7201A
CPU Hz           1GHz     800MHz     1GHz     1GHz x2    1GHz      528MHz
CPU Arch        ARMv7A    ARMv7A    ARMv7A    ARMv7A    ARMv7A   ARMv6TEJ
CPU            Scorpion  CortexA8  CortexA8  CortexA9  CortexA8 ARM1136EJ
FPU           VFP3,NEON VFP3,NEON VFP3,NEON    VFP3   VFP3,NEON      ---
GPU           Adreno200  AMD Z430   ZMS-08   Tegra250 PVRSGX540 Adreno130
OpenGL ES          2.0       2.0       2.0       2.0       2.0       1.1
RAM              576MB     256MB?    512MB     512MB     512MB     192MB
Display        800x480   480x320   800x480  1024x600   480x320   640x480
--------------------------------------------------------------------------
(1) Graphcis     28.16    225.21    395.79    293.48    517.90      9.38
(1) CPU Float  2049.57    432.77    581.37   2816.16   1675.83    128.41
(1) Memory      339.03    183.67    721.17    516.18    680.16    116.95
(2) CPU Bench    759ms    1207ms    1038ms     436ms     719ms    4698ms
(3) GPU Abs      14633     22071       ---       ---       ---       ---
(3) GPU Rel      11587     26300       ---       ---       ---       ---
(4) Quadrant      1259       979      1995      1827      1040       434
(5) Linpack      32.82      5.66      5.97     36.71     14.03      1.98
--------------------------------------------------------------------------
* 値が大きいほうが速い, (2) のみ値が小さいほうが速い

HTC Touch Diamond S21HT の MSM7201A は DirectX7/OpenGL ES 1.1 の GPU を
搭載しているので、低速ながらグラフィック系のテストも通りました。
ただし CPU core は VFP 無しの ARM11 なので Float 演算を行うテストの
スコアは大きく落ちています。

また ARMv6 (ARM11) と ARMv7 世代の性能差は大きく、同クロックで比べても
ARMv7 系はかなり高速に動作します。
NDK のバイナリの違いもありますので、ゲームなど高パフォーマンス用途を
考えると ARM v7 系とそれ以外の違いはますます広がることになります。

ODROID-S の Linpack も追加しました。
同じ A8 の ZenTouch2/ZiiO7 と比べて OS 2.2 になった分大幅に高速化されて
いますが Snapdragon や A9 には届きません。
(2) CPU Bench ではむしろ Snapdragon より速いので、やはり A8 の VFP が
原因だと考えられます。

整数: A9 > A8 > Snapdragon1
浮動小数 VFP: A9 > Snapdragon1 >> A8
浮動小数NEON: A8 ≧ Snapdragon1

詳しい数値
CPU/GPU Benchmark

関連エントリ
各種 Android 端末のベンチマークテスト
Android NDK r5 と armeabi, 浮動小数命令の種類

各種 Android 端末のベンチマークテスト

いろんなプロセッサの端末が揃ったのでベンチマークソフトを走らせてみました。
使用したソフトは下記のとおり。

(1) Benchmark 1.03
(2) CPU Benchmark 1.7.1
(3) GPUBench 1.0.0
(4) Quadrant standard 1.1.5
(5) Linpack 1.1.8

                     Desire   ZenTouch2   ZiiO7     LuvPad   ODROID-S
---------------------------------------------------------------------
Android OS              2.2       2.1       2.1       2.2       2.2
Processor            QSD8250    i.MX51    ZMS-08   Tegra250  S5PC110
CPU Hz                 1GHz     800MHz     1GHz     1GHz x2   1GHz
---------------------------------------------------------------------
(1) Bench Graphcis     28.16    225.21    395.79    293.48    517.90
(1) Bench CPU Float  2049.57    432.77    581.37   2816.16   1675.83
(1) Bench Memory      339.03    183.67    721.17    516.18    680.16
(2) CPU Benchmark     759ms    1207ms    1038ms     436ms     719ms
(3) GPU Absolute     14633     22071       ---       ---       ---
(3) GPU Relative     11587     26300       ---       ---       ---
(4) Quadrant          1259       979      1995      1827      1040
(5) Linpack           32.82      5.66      5.97     36.71      ---
----------------------------------------------------------------------
* (2) のみ値が小さいほうが速い

テスト環境は厳密に合わせたわけではないので結果は参考程度にお願いします。
例えば通信の接続状況とか起動中のサービスなど。

OS の違いを考慮する必要があります。
Android OS 2.2 では JIT が搭載されたため、Java アプリの場合は実行内容に
よっては 2.1 と 2.2 で極端な差が出ます。(1) の CPU や (5) など。
ZEN Touch2 と ZiiO7 で全体的に速度が低いのはそのためです。

GPU Test は OpenGL ES 2.0 ですが、動かないケースが多くあまり比較
できませんでした。

Quadrant は Disk/DB 速度が含まれているのでプロセッサのみの結果では
ないようです。例えば Desire の結果とプリセットされている結果を比べると
OS 2.2 になって 2倍程スコアが上がっていることがわかります。
その分を考慮すると OS 2.1 の ZEN Touch 2 や ZiiO7 はかなり突出した
値が出ているように見えます。原因は不明です。

LuvPad の Tegra は GPU 側をきちんと評価できていませんが、とりあえず
CPU core が高速なことがわかります。おそらく多くのテストは Single Thread
だと思われるので、A9 Dual ならもっと速いのではないでしょうか。

厳密ではなく大雑把な傾向ですがおそらく同クロックの場合

整数: A9 > A8 > Snapdragon1
浮動小数 VFP: A9 > Snapdragon1 > A8
(NEON: A8 ≧ Snapdragon1)

といった印象です。
GPU は残念ながらデータ不足です。
ただ同一と思われた GPU でも違う結果が出ています。
画面サイズやバス速度の差もあるのかもしれません。

結果の詳細はこちら
CPU/GPU Benchmark

ちなみにベンチマーク結果と実際の使用感、体感速度は全くの別物です。
現状だとほぼ Desire X06HT とそれ以外の 2つに分けられます。
ZEN Touch2/ZiiO7 はパネルにさえ慣れれば反応は良好な方です。

テスト端末

・Desire
 HTC Desire X06HT
 Qualcomm Snapdragon QSD8250, Scorpion 1GHz, Adreno 200
 Android 2.2
 800x480
 RAM 576MB

・ZenTouch2
 Creative ZEN Touch 2 (8GB) TN-T28G
 Freescale i.MX51, Cortex-A8 800MHz, AMD Z430
 Android 2.1
 480x320
 RAM 256MB(?)

・ZiiO7
 Creative ZiiO 7 (8GB) ZO-7S
 ZiiLabs ZMS-08 HD, Cortex-A8 1GHz, ZMS-08
 Android 2.1
 800x480
 RAM 512MB

・LuvPad
 MouseComputer LuvPad AD100
 NVIDIA Tegra 250, Cortex-A9 x2 1GHz, Tegra 250
 Android 2.2
 1024x600
 RAM 512MB

・ODROID-S (借り物)
 HardKernel ODROID-S
 Sumsung S5PC110, Cortex-A8 1GHz, PowerVR SGX 540
 Android 2.2
 480x320
 RAM 512MB

Android ポータブルプレイヤー ZEN Touch 2 も使ってみた

Creative ZEN Touch2 はありそうでなかった Android 端末です。
ポータブル Media Player ですが Android OS 2.1 を採用しており、
ネット接続はもちろんアプリケーションの追加もできます。
ちょうど iPod touch の Android 版のようなもの。

Creative ZEN Touch2
Creative ZEN Touch2 with GPS

ZEN Touch2 の店頭モデル (8GB) を ZiiO7 と一緒に持ち歩いて使ってみました。

●買うまで最も気になっていたところ

購入前に一番心配&気になっていたのはパフォーマンス面です。
web でもスペックが一切明らかになっておらず未知の状態でした。

ところが実際に店頭で目にしたときは、むしろサイズの方に目が行きます。

 ・3.2インチと画面が小さいのに本体がスマートフォンサイズ
 ・厚めのプラスチックで覆われた本体に、液晶面が深い位置に埋まってる

そしてふと冷静に分析します。

ZEN Touch 2  : 120 x 60   x 13mm   122g  3.2inch  480x320
iPod touch 4 : 111 x 58.9 x 7.2mm  101g  3.5inch  960x640

すぐ隣の売り場にあった ipod touch と比べたら、サイズも薄さも軽さも
画面サイズも画面解像度もプロセッサパワーもアプリ数もマルチタッチも
センサーもおそらく勝てません。

Creative ZEN Touch2 の良いところは

 ・高音質な Bluetooth 再生 Pure Wireless Entertainment
 ・ポイント還元10%の19800円という価格
 ・背面カメラの画素数
 ・microSD カードで容量を増やせる

さらに直販の GPS モデルだと

 ・3G機能なしで買える珍しい GPS/Compass 搭載機
 ・FMラジオ

も追加。
やっぱりすでに Snapdragon + RAM 512MB クラスの Android スマートフォンを
持っているなら、位置付けとしてはあまり必要性を感じません。

●店頭で触ってわかったこと

逆に店頭で実際に触ってみてわかったのは、予想に反してレスポンスが良かったこと。
意外にきびきび動きます。
内蔵アプリを複数起動しても極端に重くなったりせずちゃんと使えます。

パフォーマンス面の心配はなさそうです。

抵抗膜式のタッチパネルも店頭で触った限りはきちんと反応していました。

大いに悩んだけど、開発機として GPU の詳細が知りたかったので購入に踏み切り
ました。

●CPU/GPU/RAM 容量

詳細はこちら

Creative ZEN Touch 2 と OpenGL ES 2.0

i.MX51 : Cortex-A8 800MHz, AMD Z430

CPU は予想より強力で GPU も必要十分です。
RAM 容量は 256MB と少ないけれど良く動いています。

 ・画面サイズが 480×320 と小さい
 ・電話機能もないし余計なアプリが一切動いていない

ことが原因としてあげられます。

特に余計なアプリが全く入っていないのは非常に良いです。

内蔵機能(アイコン)一覧 : ZiiO7 との対応付け比較

ZEN Touch2                ZiiO 7inch
---------------------------------------------------
Explorer                  ZiiExplorer
PAA                       PAA
Setup Info                Setup Info
ZiiO Space                ZiiO Space
アラーム                  時計
カメラ                    カメラ
ギャラリー                ZiiPhoto/ZiiVideo
ブラウザ                  ブラウザ
メール                    メール
ユーザーズガイド          ユーザーズガイド
音楽                      ZiiMusic
音声レコーダー            ZiiMicrophone
設定                      設定
電卓                      電卓
                          ZiiAcademy
                          Audible
                          RSSリーダー
                          ZiiStore
                          カレンダー
                          タスクマネージャー
                          メモ帳
---------------------------------------------------
Android キーボード        Android キーボード
                          Google Pinyin
                          Hanwang Handwriting IME
---------------------------------------------------

 ・カレンダーすらない割り切り
 ・ライブ壁紙もない、使えない
 ・Home 画面も Android の標準状態

キーボードも一切ない素の状態が非常に気持ちいいです。
ライブ壁紙もなく、パフォーマンスを食う余計な機能を全部取り払った
かのような最小構成が気に入りました。

●タッチパネル

タッチパネルは ZiiO 同様抵抗膜式です。
触れただけでは反応せずわずかに押しこむ力加減が必要です。
指以外でもスタイラスペンなど尖ったもので操作できます。

ZiiO だとほぼ問題なく扱えるのですが ZEN Touch2 は結構ミスが出ます。

画面サイズのが小さいせいかもしれません。
反応が固めの印象で、きちんと力を入れないと反応しないことがあります。

特に設定画面のようなリストのスクロールが難しく、油断するとスライドの
つもりが選択されてしまいます。

一定の圧力を保ったまま移動できずパネルから浮いてしまう瞬間が
あるのでしょう。
もうしばらく使い込みと練習が必要だと感じました。

●Android ボタン

左(下)から [検索] [BACK] [MENU] と並びます。
ZiiO 同様に抵抗膜式タッチパネルの一部です。

[HOME] はさらに一段下(右)にあり、HOME だけ押しこんで反応する物理キー
となっています。

そもそもボタン並びが ZiiO と違います。
バックライトや振動フィードバックはありません。

●リセットボタン

microSD カードスロットのフタを開けると、根元の方にリセット穴があります。
電源ボタンの長押しでは強制切断できないので、トラブルがあったときはこの
リセットボタンを使います。

原因不明ですが、購入直後に数分放置しておいたら、何も操作を受け付けず
固まっていたことが 2度ありました。
出先で細いものが見つからず、リセット出来ずに困ったことがあります。
今ではリセットピンを携帯してます。

●液晶

ZiiO7 より発色が良く見えます。
デザインは横型なのに、液晶は縦持ちで見た時が自然な視野角になります。
HDMI 出力はありませんが、メニューを見ると Video 出力がありそうです。

●アプリ

さすが Android 端末で、徐々にアプリを入れてカスタマイズしていくと
だんだん好みの環境になってきます。

Android マーケットが無いので、LuvPad や ZiiO と同じように
アプリケーションを自分で準備してインストールします。
ZiiO と違い ZiiStore もありません。

やはりアプリのインストールや更新は少々手間がかかるかもしれません。

●最後に

タッチパネルの操作は若干慣れが必要です。

マーケットの利便性を考えると純粋な Android 入門としてはお勧めできません。
ミュージックプレイヤーとしては少々大きめ。
メディアプレイヤーとしては他にも選択肢があります。
ここに Android アプリが動くという価値がどの程度プラスになるかが判断の
境目でしょうか。

個人的には最小構成な点は気に入りました。
ごてごてとカスタマイズされた全部入りスマートフォンよりも良いです。
これで本体サイズがさらに小さいなど、持つことにメリットがあれば面白い
と思います。自分の場合買うために若干勇気が必要でした。

マルチタッチはないけど、本体の入手しやすさを考えると開発機としても
良いかもしれません。

関連エントリ
Creative ZiiO 7 使ってみた
Creative ZiiO 7 ZMS-08 GPU と OpenGL ES 2.0
Android LuvPad AD100 を1日持ち歩いた

Creative ZiiO 7 使ってみた

ZiiO7 を 1日使ってみました。
ZiiO は Creative の Tablet 型 Android 端末です。

Creative ZiiO 7

●大きさ

Galaxy Tab のレビューによくある「ちょうどいい大きさ」に納得といった感じです。

・10インチほど重くない、片手で持って疲れない重さ
・スマートフォンより画面が大きい、解像度は低いが情報量が多くタッチしやすい

基本はタブレットですが、7インチサイズは持ちやすさと軽さのバランスが
とれた位置にあると感じました。

●タッチパネル

買った直後は失敗だったかと一瞬後悔したのがタッチパネルです。
店頭でも十分試したし、感圧型、抵抗膜式だと頭では分かっていたけど電源投入
直後の ID 登録画面ではまりました。

 ・開封直後のタッチパネルは食いつきが良く滑りが悪い
 ・タッチパネルのキャリブレーション前なのでタッチ位置がかなりずれていた

「設定 → サウンド&画面設定 → Touch screen calibration」で
キャリブレーションしたり、設定などを行っているうちに力の入れ具合が
分かってきます。

・ホーム画面の空きエリアなど、タッチボタンでないところは静電式みたいに
 指の押し付けでスライド可能。軽くスライドしても反応。

・リスト画面など全面タッチ可能なボタン部分のスクロールは間違ってタッチになる。
 爪を立て気味にして素早くスライドするとミスしづらい。

・ブラウザのリンクやソフトキーボードなど小さいボタンは爪で軽く押せるので
 狭いエリアに対して確実に操作できる。

慣れると比較的スムーズに使えています。保護シートはなしです。
特にソフトキーボードとの相性は良いと感じました。
縦持ちで QWERTY キーボードが押しやすい大きさとなり、両手の親指の先端で
押すようにすればかっちり反応します。

LOOX U/G90 など、抵抗膜タイプでもマルチタッチ可能なパネルはありますが
残念ながら ZiiO はシングルタッチのみです。

●ボタン

Android ボタンは左から [検索] [HOME] [MENU] [戻る]。
液晶部と同じタッチパネルの一部です。

ここは未だに正確な操作できず、ミスして何度か押し直すことがあります。
設定で振動のフィードバックがありますので、ON にしていれば多少ましに
なるようです。ただ振動よりモーター音が気になるかも。

またバックライトがないので暗いところでは識別が困難です。
触ってわかるようなシールを貼るなど、改善のため工夫が必要かもしれません。

●電源ボタン

電源も少々押しづらいボタンです。
スリープからの復帰が遅いので、反応していないと思って何度も押してしまう
ことがあるからです。

一度カチッと押したら2~3呼吸ほど待つのが正解。

タイミングが分かるまでは何度も押してしまい、場合によってはデジタイザが
反応しなくなり強制シャットダウンしなければならないことがありました。

ZiiO7 は電源ボタン長押しで強制シャットダウンです。
(ZEN Touch2 は長押しシャットダウンが出来ず、microSD スロットの横の
リセット穴を使います。リセットピンの携帯が必須。)

LuvPad は何らかのボタンが押されてよく電源が入ってしまうことがあります。
ZiiO7 の電源は勝手に押されることがなく、他のボタンでもスリープから
復帰しないので大丈夫そうです。

●画面

やはり視野角が狭く、縦持ちだと若干左右の見え方の違いが気になります。
ただ比較的画面が小さいせいか、LuvPad よりはあらが目立ちません。
水平に置いても画面の回転が暴れることがなく HOME 画面も回転ロックできます。
解像度は 800×480 で決して高くなく発色も浅めです。

まだ試していませんが HDMI 出力が付いています。
ZEN Touch2 の方は HDMI でなく Video 出力があるようです。

●ソフトウエアなど

HOME 画面も独自で多数の Zii アプリが揃っています。
この点最小限のアプリしか含まれていない ZEN Touch2 とは大きく違います。

Android 端末として使うなら、最初にある程度ソフトウエアの導入が必要でしょう。
ZiiO Space は Simeji の導入や AndroApp, Andronavi へ導いてくれますが
やはり Android マーケットが無いのは手間がかかります。

ZiiStore という独自ストアもありますが登録本数は多くありませんでした。

●最後に

難点は HOME/MENU/BACK ボタンが押しづらいことと液晶の質。
縦持ちだと右からみると濃く見えて、左からは全体的に薄くなります。
マーケットアプリもないのでアプリの導入や更新は簡単ではありません。

それでも個人的には持ち歩きたくなる端末です。
本体も薄型で抵抗膜式なのにスムーズに操作できてブラウザも見易いサイズ。
ソフトキーボードも程よい大きさで押しやすかったので、モバイルルータと
セットで活躍しそうです。

関連エントリ
Creative ZiiO 7 ZMS-08 GPU と OpenGL ES 2.0
Android LuvPad AD100 を1日持ち歩いた