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PSP-N1000 PSP go 自動中断セーブでバッテリー切れが怖くない

小さくなったおかげで持ち歩きやすくなり、結構便利に使ってます。

● 例えばミュージックプレイヤー

Bluetooth が AVRCP に対応しているおかげで、ヘッドホン用のレシーバー DRC-BT15P
がワイヤレスリモコンも兼ねるようになりました。
曲の選曲や再生停止も手元でできるわけです。
この機能が使えるのは、クロスメディアバーでカーソルがミュージックにある場合に
限られるようです。
プレイヤーに移動したり、画面を消したり HOLD したりと少々手順が多いのが難点。

● HOLD は重要です

使っていて気になったのは、少しスライドしただけですぐスリープが解除されて
しまうこと。

一度鞄から取り出したらバッテリーが無くなっていて、電源が全く入らなくなっていた
ことがありました。たぶん移動中にどこかでスライドがずれて電源が入ったのだと思います。

ゲーム中のスリープだったので、オートスリープせずにバッテリーを使い切って
しまったのでしょう。スライドも HOLD にしておけば反応しないので、普段から
HOLD に切り替えておいた方が良さそうです。

その代わり嬉しい発見もありました。

●自動で中断セーブしてくれます

スリープ中バッテリーが空になったので、直前のゲームが消えてるだろうなとあきらめて
いたのですが、なんと中断セーブデータが残っていました。バッテリーが切れる前の状態
から再開しています。
バッテリーが切れそうになると、自ら中断セーブを行ってくれるようです。

PSP go はゲームの中断機能があって、プレイ中に別の機能を呼び出すことが出来ます。
仕組みはノート PC のサスペンド/ハイバネーションと同じなので、このような活用も
出来るんだと感心しました。

これ実際のゲームプレイ中にも一度確認してみたいと思ってます。
本当に自動で中断してくれるならもうバッテリー切れが怖くないですね。

関連エントリ
PSP-N1000 PSP go の Bluetooth で出来ること
PSP-N1000 PSP go 購入、Store が無くても出来ること

PSP-N1000 PSP go の Bluetooth で出来ること

Bluetooth を使ってみました。
本体に触らないでゲームできます。

pspgo_00.jpg

PS3 コントローラで PhantasyStar Portable 2 体験版 + Bluetooth でヘッドホン

●PSP go の特徴

PSP go の最大の違いは UMD ドライブが無いことです。他にも

 ・フラッシュメモリ 16GB 内蔵
 ・スライド式のボディ
 ・Bluetooth 機能内蔵
 ・ゲームの中断機能に対応
 ・時計/カレンダー表示

といった新要素があります。また従来の PSP から変更されたのは下記の点です。

 ・充電+通信コネクタが専用形状に変更
 ・画面サイズが 4.3 → 3.8 inch に縮小
 ・メモリカードが MS Duo から M2 に変更された

新要素の中でも Bluetooth に対応したのは大きな特徴です。

● PSP go の方向キー

PSP go の方向キー(十字キー)はスライド機構のため、周囲との段差が少なくストロークも
かなり浅くなっています。倒すと言うよりボタンをクリックして押す感じに近いです。
方向の押し分けはしっかりしており操作性は問題ありませんが、PSP-2000/3000 の操作感に
慣れてしまうと、若干斜め方向が入りにくく感じるかもしれません。

とはいえ PSP-1000 のように全く反応しないと言うこともなく、比べものにならないほど
きちんと斜め方向が入ります。DS Lite のように斜めに入り損ねることもなく、PSP go の方が
反応良く確実に押せます。ボタンの薄さは DSi に近いかもしれません。

さらに PSP go は外付けのコントローラを使うことが出来ます。
操作性に関しては、個人の好みの点も含めても携帯機で最高の環境を備える可能性が出てきました。

● PS3 コントローラが使える

Playstation 3 / Wii 等のワイヤレスコントローラは Bluetooth を使っています。
PSP go も Bluetooth を内蔵したことにより、携帯ゲーム機ながら外付けのゲーム
コントローラが使えるようになりました。

現在対応しているのは PS3 用のゲームコントローラ SIXAXIS / DUALSHOCK3 です。
Bluetooth は汎用プロトコルなので今後の更新で対応デバイスが増える可能性があります。

注意点はペアリングのために PS3 本体が必要となること。
SIXAXIS / DUALSHOCK3 は USB ケーブルによるワイヤード接続でペアリングを行う仕様と
なっており、Bluetooth のペアリングモードを備えていません。PSP go もいったん PS3 を
経由してコントローラの登録を行います。一度ペアリングを行えば PS3 が無くても使えます。
PS3 持ってる人に頼んでペアリングだけしてもらうのもありでしょう。

● ペアリング

用意する物

 ・PS3 用コントローラ (SIXAXIS/DUALSHOCK 3)
 ・PS3 本体 (最初だけ)
 ・PSP go
 ・それぞれをつなぐ USB ケーブル

(1) PS3 の電源を入れておく
(2) PSP go 側で操作
   「設定」→「Bluetooth機器設定」→「Bluetooth 機器管理」
    →「新しい機器の登録」→「PS3 コントローラを登録する」
(3) 以後 PSP go の画面の指示に従います。

 1. PSP go と PS3 を USB ケーブルでつなぐ。
 2. ペアリングしたいコントローラを PS3 本体と USB ケーブルでつなぐ。
 3. 画面の指示があったら両方とも USB ケーブルを抜く。
 4. PS3 コントローラの (PS) ボタンを押す

操作は PSP go 側で行うので、この間 PS3 の画面を見る必要がありません。
TV をつけずに設定出来ました。

●操作

PS3 コントローラを使うとスライドを閉じた状態でもゲームが出来ます。
(PS) ボタンも反応するし、PSP go の電源を切るとコントローラの電源も落ちます。
go の電源を入れてコントローラの (PS) ボタンを押せばすぐに再リンクします。

ボタンの対応は下記の通り。

・右アナログスティック, L3, R3 = 未使用
・L1, L2 = どちらも PSP の L
・R1, R2 = どちらも PSP の R

基本的に PSP に存在していないボタンは使えないようです。

ゲームアーカイブスの PS1 タイトルで右アナログが使えるかどうか、DUALSHOCK 対応ソフトを
持っていなかったので検証できませんでした。設定画面を見つけていないので、おそらく
振動機能も使えないのではないかと思います。
PS1 のゲームで同時に複数のコントローラが使えるかどうかも未確認です。

●その他の入力デバイス

キーボードとマウスは「非対応のデバイスです」といわれて接続できませんでした。

PS3 ワイヤレスキーパッド
・RBK-2000BT2 (Bluetooth キーボード)
・VGP-BMS33 (Bluetooth マウス)

●オーディオデバイス

Bluetooth オーディオデバイス (A2DP) に対応しています。
下記のワイヤレスオーディオレシーバーを使ってみました。

SONY DRC-BT15P
SANWA MM-BTSH3

ペアリングは直接行います。

「設定」→「Bluetooth 機器設定」→「Bluetooth 機器管理」→「新しい機器の登録」
 →「Bluetooth 機器を検索する」

あとはそれぞれのレシーバーのマニュアルに書かれているパスキーを入れるだけ。
音声出力切り替えは、PSP go 上面にある [♪] 音符マークのサウンドボタンを使います。

 ・[♪] ボタンを長押しするとミュート (1秒)
 ・[♪] ボタンをさらに長押し (5秒) すると音声の出力先が Bluetooth に切り替わる

A2DP 対応は PS3 にも欲しい機能です。

● Bluetooth 音声の注意点

Bluetooth のリンクが切れると音声は強制的に本体から流れます。
例えば左側面のワイヤレススイッチを切った場合、無線 LAN だけでなく Bluetooth も
切れます。直後、本体スピーカーから音声が流れることになります。

●ダイヤルアップネットワーク

PSP は無線 LAN のアドホックでインターネット接続できないので、Bluetooth の
ダイヤルアップ対応は嬉しい機能の一つです。

EMOBILE TouchDiamond S21HT を使ってみましたが、ペアリングできるものの接続は
まだ成功していません。PC からの接続では Bluetooth 経由で DUN で繋がっているのに、
PSP go からは 8030000B というエラーで失敗します。まだ原因はわかってません。

●警告画面が出てしまう

Bluetooth を ON にすると、USB モードに切り替わるたびに Bluetooth を一時的に無効するとの
警告画面が出てきます。いちいちボタンを押さなければならないので少々面倒かもしれません。

●PSP go 全般

PSP-1000 時代に夢だった外部コントローラが、念願かなって使えるようになって
しまいました。当時 PSP-1000 の方向キーに問題があったせいなのですが…。
PS3 のように、今後はキーボードとか様々なデバイスに繋がるようになればゲームの
幅も広がります。特にアーカイブスタイトルとか。

画面は密度が上がったことと、コントラストが高く色もはっきりしており非常にきれいに
見えます。以前使っていた PSP が PSP-2000 なので特にそう感じるのかもしれません。

本体は非常に小さくスリムです。これに携帯電話が付いていてもおかしくないと思うくらい。
本体底面に滑り止めのゴムあり。

上面は隙間無くボタンが並んでいるのでつかむ場所がありません。
上下を挟んで持つのはやめた方がよさそう。

Bluetooth 対応した携帯ゲーム機は多くありません。
iPhone や iPod touch も Bluetooth を内蔵していますが A2DP に対応しているものの
外部コントローラやキーボードをつなぐことが出来ません。
iPhone で Bluetooth コントローラが使えるようになる日は来るのでしょうか。

関連エントリ
PSP-N1000 PSP go 購入、Store が無くても出来ること
Media Go で PSP のデータ管理
新型 PSP (PSP-2000) とゲームアーカイブス

PSP-N1000 PSP go 購入、Store が無くても出来ること

PSP go (PSP-N1000) 買いました。
ほぼゲームアーカイブス専用機と化していた自分にとっては理想の端末です。
欲しいダウンロードソフトが出るまでは、小型で持ち歩ける PS1 になりそうです。

●体験版

最初からある程度充電してあったらしく電源が入りました。
本体メモリにもゲームの体験版が 3本インストール済みなので、箱から出してすぐ
ゲームで遊べます。

完全に充電しておかないとファーム更新で怒られるのでまずは充電します。

●とりあえず充電

付属の AC アダプタはメガネケーブルタイプですが、VAIO type P のように直付けの
プラグアダプタがついていました。充電ケーブルも USB ケーブル兼用なので
AC アダプタを使わずとも USB で充電できます。

 ・付属の AC アダプタを使う (付属の専用 USB ケーブルが必要)
 ・USB から充電する (付属の専用 USB ケーブルが必要)

パソコンなどの USB コネクタから充電を行う場合、PSP 側を USB モードに切り替えて
おく必要があります。USB 端子から充電しながらゲームするだけの電力がとれないための
配慮だと思われます。この辺も PSP-2000/3000 と同じです。
USB ケーブルが堅めで取り回ししづらいのは残念。

●とりあえずネットワーク

ネットワークに接続します。ワイヤレス LAN の設定もこれまでの PSP と全く同じ。
NetWalker に続いて WiMAX ルータ URoad-5000 が活躍してくれそうです。

設定 → ネットワーク設定 → インフラストラクチャモード
[新しい接続の作成] → 検索する → 一覧から対象のルータを選んで

SSID : デフォルトのまま
セキュリティー設定 : そのまま
キー: 入力する

アドレス設定 : かんたん → 接続名: 任意 → 完了

これでインターネットブラウザーが使えます。

●とりあえず更新

購入時のシステムソフトウエアのバージョンは 5.70 でした。

設定 → システムアップデート

更新後 6.10 になります。

●ここで少々失敗

ネットにさえつながれば、ソフトなんてどこでもダウンロードできるだろうと甘く
考えいたものの、出先なもので肝心のアカウントを失念。
PlayStation Store からダウンロード出来ませんでした。

新規でアカウントを作るのも手間だし、せっかくなので以下 Store に接続しないで
どこまで遊べるかやってみます。

●ソフトウエアの転送/ダウンロード手段のまとめ

Media Go の CD-ROM が入っていましたが、もともと PS3 で購入管理していたのと
PC にもすでにインストール済みなのでたぶん不要です。
Media Go はこちらからダウンロードできます。

SONY Media Go

ソフトの入手と転送方法は下記の 3種類あります。

(1) PSP go 本体から PlayStation Store に直接つないでダウンロード
(2) Playstation3 上の PlayStation Store からダウンロード+USB 転送
(3) Windows PC + Media Go で PlayStation Store からダウンロード+USB 転送

●アカウントが無くても体験版ダウンロード

体験版だけならもう一つダウンロード方法があります。
PlayStation Store のアカウントも不要です。

(4) 本体内蔵ブラウザ+ PSP Home ページからダウンロード

ネットワーク → インターネットブラウザー 

ブラウザが起動したら (△) ボタンで表示されるメニューを開いて「ブックマーク」
(ハート型アイコン) の “PSP” を選択します。
プリセットされている PSP の公式ホームページです。

ここから体験版やムービー、カスタムテーマ、壁紙などをダウンロードすることが
できます。PlayStation Store に並んでいるものとはラインナップが異なります。

PSP 本体から PlayStation Store に直接接続できるようになったのはほんの 1年前
システムバージョン 5.0 からです。それまでは、ここから体験版をダウンロード
していました。

●インターネットラジオ

ネットワーク → インターネットラジオ → インターネットラジオについて

説明を読んで、各種ネットラジオプレイヤーをダウンロードします。
多数あるのでとりあえず片っ端から落としてみます。

ダウンロードしたプレイヤーを起動すると、ネットワークに接続した後
「このページに埋め込まれたプラグインを実行しますか」ときかれるので「はい」。

しばらくして音楽のストリーミング再生が始まります。これらのプレイヤーはブラウザ
のプラグインで作られています。基本的なカーソルの操作はブラウザと同じ。
負荷が重いとなかなかアイコンが表示されないのもそのためです。
ストリーミング先が重いとなかなか再生が始まらないので、そのときはあきらめて
放送局を切り替えた方がよいです。

プレイヤーとして使うならこんな感じの設定で。

1. 本体のスライドを閉じる
2. 上部の□ボタン (画面輝度切り替えボタン) を長押ししてバックライトを消す
3. 電源スイッチを HOLD にする

●ポッドキャスト

ネットワーク → RSS チャンネル → RSSチャンネルガイド

音声や動画による配信を視聴できます。いわゆるポッドキャストプレイヤーです。
チャンネルガイドでブラウザが起動するので、好きな番組を登録して使います。

例えば TOKYO FM Podcasts など、ラジオ局のものも多く提供されています。
「インターネットラジオ」よりも、こちらの方が日本語でイメージする「ラジオ」に
近いかもしれません。

●メディアプレイヤー

USB ケーブルで PC につなぐと USB モードに切り替わります。
PC からはリムーバブルディスクとして認識されました。
Media Go を使ってデータを転送すればメディアプレイヤーとして使えます。
エクスプローラから直接コピーも可能です。

ここまで説明した機能はどれも従来の PSP で出来ることばかりでした。
あらためて考えると PSP で出来ることは多いです。これ以外にも skype とか周辺機器
などいろいろあるので。

●容量と整理方法

アーカイブスのゲームはどれも容量が大きいですが、本体だけで 16GB あるので
しばらく持ちそうです。

むしろ問題になるのはゲームの整理方法。PS3 もそうですが、ダウンロードしたゲーム
が増えるとメニューから探し出すのが大変になります。
タグをつけたりフォルダを作ったり、何らかの整理方法が欲しくなります。

関連エントリ
Media Go で PSP のデータ管理
新型 PSP (PSP-2000) とゲームアーカイブス

Media Go で PSP のデータ管理

PC 上で PSP のデータを管理できる Media Go というソフトウエアが少し前に
リリースされていたようです。PlayStation Store に接続することも可能で、
PSP のネット環境がなくてもソフトウエアのダウンロードや購入ができます。

SONY Media Go

以前から PC 上で PSP ソフトウエアの購入はできましたが、当初はもっとシンプルな
ダウンロード専用ツールだったように覚えています。
Media Go ではさらにゲームの入れ替えやセーブデータのバックアップも可能。
PSP に転送するメディアファイルの管理もできて、統合ツールに進化しつつ
あるようです。

Media Go は PSP をつながなくてもインストール&起動することができました。
左側の「PlayStation Store」をクリックすると PSP 版のストアにアクセスできます。
ゲームタイトルやビデオの一覧はログインしなくても閲覧可能。
実際にダウンロードする場合にはアカウント情報が必要になります。

PC と PSP の接続は USB ケーブルで行います。
PSP を「USB 接続」モードにすれば空き容量やファームのバージョンなど本体の
情報が表示され、同時にメモリースティック内のデータもブラウズできます。

アイコン付きで、現在どんなゲームが入っているのか一目瞭然です。
セーブデータもわかりやすく、タイトルごとにまとまっているので扱いも容易です。

これまでもメモリースティックを直接参照すれば同じような管理はできました。
でもフォルダ名がタイトル固有 ID なので、どのファイルがどのゲームなのか
判断するのは困難だったのです。

Media Go 上では、ゲームやセーブデータのアイコン上でマウスの右ボタンを押して
「転送→ライブラリ」を選ぶと PC のライブラリに保存できます。
PSP に書き戻せるので、容量の限られたメモリースティックでも複数のゲームを
入れ替えながら使えるようです。

ライブラリの保存先はマイドキュメントの “Media Go” でした。
中をのぞいてみると、ライセンスファイルは特に指定しなくても自動で
バックアップされていることがわかります。

操作はシンプルでそれほど多機能ではありませんが、位置づけやできることは
iTunes に近いようです。時間のかかる転送もバックグラウンドで行われるので
やはり意識しているように見えます。
Sony 製のメディア管理ソフトというと、どうしても過去の重いソフトウエアたちを
思い浮かべてしまいます。Media Go は比較的動作も軽い印象でした。

ストアへの初回接続時に、言語を選択する画面が現れます。
ここで間違ったリンクをクリックしてしまうと海外のストアにつながりますが、
言語を選択し直す方法がわからなくて焦りました。
ユーザー設定から変更できるのは、メニューなど UI の言語だけでした。

レジストリの下記エントリを消して起動し直すと、再びストアの言語選択に戻れる
ことがわかりました。または Region の値を “JP” にすれば良いようです。
(レジストリを書き換える場合は自己責任でお願いします)

HKEY_CURRENT_USER\Software\Sony Corporation\PS Store\Region

すでに PS3 上で PSP のゲームのダウンロード&管理を行っているため特に移行
する必要はないのですが、データをまとめて転送できる Media Go は便利そうです。

関連エントリ
新型 PSP (PSP-2000) とゲームアーカイブス