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PS3 Linux で kboot をハイレゾにする

ブート時の kboot: 画面はいつも SD (480i) です。
ここで起動するカーネルの選択等ができるのですが、
PC モニタなど 480i に対応していない環境では困ることがあります。
画面に何も映らないので結局 timeout を待つ羽目に。

そこで、kboot.conf の先頭に

 ps3videomode -v 3

等と書いておくと kboot: プロンプトでも HD に切り替えることが可能です。
(3 は 720p のオーバースキャンの場合)
だけど kboot: プロンプトが出るまでの画面はやっぱり SD です。
timeout 時間は長めにしておいた方が安心です。

例えばこんな感じ
(131 は 720p のフルスクリーン http://ch09144.kitaguni.tv/e327416.html)

ps3videomode -v 131
default=linux
timeout=30
root=LABEL=/

linux=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img video=ps3fb:mode:131′

2007/01/09 追記
kboot: で ps3videomode が使えるのは YDL 版の otheros.bld を install
した場合だけでした。FC5 版のままでは有効になりません。ごめんなさい。

PS3 Linux Debian 設定メモ

インストール時にデスクトップ環境を入れなかったので後から設定してみました。

◎ X のインストール

 パッケージをインストールします。画面モードの選択がありますが、
 あとで書き換えるので適当でよいです。

  # apt-get install xorg
  # apt-get install xserver-xorg-video-all
  # apt-get install xserver-xorg-input-all

◎ xorg.conf の書き換え

 設定ファイルを書き換えます。

  # cd /etc/X11
  # mv xorg.conf xorg.conf-backup
  # cp xorg.conf-backup xorg.conf
  # vi xorg.conf

 ・「Section “Device”」の Driver を “fbdev” にします。

  Driver “fbdev”

 ・「Section “Screen”」を次のように書き換えます。

  Identifier “Default Screen”
  Device “Generic Video Card”
  Monitor “Generic Monitor”
  DefaultDepth 24
  DefaultFbBpp 32
  SubSection “Display”
   Viewport 0 0
   Depth 24
  EndSubSection

 これで一応 startx できるようになりました。起動すると xterm が1つ。

◎GNOME install

 設定がうまくいったので GNOME 入れます。

  # apt-get install gnome

 ps3videomode が動かないので、画面モード変更は kboot.conf で行います。
 /dev/sda1 の /etc/kboot.conf 側で画面モードの設定をします。

 うちは 720p なので、3 + 128 = 131 に設定しています。

default=debian720
timeout=20
root=LABEL=/

debian=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img ‘
debian480=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img video=ps3fb:mode:129′
debian720=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img video=ps3fb:mode:131′

 ケーブル繋ぎ変えて再起動。
 720p で起動し、gdm でログインできるようになりました。

◎日本語入力等

  # apt-get install scim-anthy

あとはウィンドウ上で各種設定など。

PS3 Linux の dual boot(?)

USB の外付け HDD に Linux を install してみました。
内蔵 HDD には Fedora Core 5 が入ったままなので切り替えて試しています。
外付けの方には Debian(etch) を入れてみました。

やった手順のメモ

(1) FC5 install
 内蔵 HDD への install 手順は下記ページに書いたものそのままです。
 http://ch09144.kitaguni.tv/e327222.html

 kboot: で入力できる install-fc コマンドは、HDD のパーティションが
 からっぽでないとうまく動かないので注意です。

 すでに一度内蔵 HDD にインストールしたことがある場合、
 kboot: で「sh」とタイプして shell に降りてから fdisk でパーティションを
 削除しておくとうまくいきます。

  kboot: sh
  # fdisk /dev/sda

(2) 外付け HDD に PS3 Linux install
 http://ch09144.kitaguni.tv/e332153.html
 こちらに書いた手順そのままです。
 外付け HDD が /dev/sdf で認識されていたので、パーティションを切るときに
 /dev/sdf を選択します。

(3) 再起動時の注意
 (2) の install が完了し、再起動する場合は注意が必要です。

 最初の kboot は内蔵 HDD (/dev/sda) 側のものであり、こちらの設定
 (/dev/sda1 の /etc/kboot.conf) が参照されます。

 ところがここから起動をかけると USB HDD 側 (/dev/sdf1) が root として
 mount されます。

 つまり FC5 側 HDD のカーネルで Debian 環境が起動します。
 もちろん USB HDD をはずしておけば常に内蔵 HDD 側 (FC5) が root です。

(4) kboot での選択
 内蔵 HDD 側の kboot.conf を次のように書き換えています。
 kboot: 画面で [TAB] を押すごとに debian → fc5 → linux のように
 選択できます。

default=linux
timeout=20
root=LABEL=/

linux=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img ‘
fc5=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1′
debian=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1′

解像度も選択できるようにするとこんな感じでしょうか。

default=linux
timeout=20
root=LABEL=/

linux=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img ‘
fc5=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1′
fc5480=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1 video=ps3fb:mode:129′
fc5720=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sda1 video=ps3fb:mode:131′
debian=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1′
debian480=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1 video=ps3fb:mode:129′
debian720=’/boot/vmlinux-2.6.16 initrd=/boot/initrd.img root=/dev/sdf1 video=ps3fb:mode:131′

これはたまたまうまくいっていますが、USB HDD は環境によっては sdf にならない
こともあると思うのでご注意ください。

PS3 Linux debian installメモ

Debian のインストール手順が「ほげめも」さんのところに公開されていたので
ちょっとだけいれてみました。install 作業自体には特にはまりも何もなく
下記の参考ページそのまんまです。なのであんまり役に立たないメモです。
http://www.keshi.org/blog/2006/12/debian_installer_for_ps3.html
http://www.keshi.org/moin/moin.cgi/PS3/Debian/Installer

インストール作業はコンポジットの普通のビデオ端子接続で行いました。
PS3 につながる USBキーボードが必要です。

(A) kboot の install と準備
最初は Fedora core 5 の install 手順と同じです。
http://ch09144.kitaguni.tv/e327222.html
の (1)~(9) まで行っておきます。

すでに FC5 を install した状態であれば上記の (1)~(9) までの手順は
スキップできます。

(B) install CD-ROM の用意
下記ページ
http://www.keshi.org/moin/moin.cgi/PS3/Debian/Installer
のリンク先にある
debian-installer-ps3pf-20061225.iso
をダウンロードして CD-ROM を作っておきます。

(C) 作成した CD-ROM を入れた状態で起動
kboot: のプロンプトが表示されたら

 install [Enter]

と入力します。

(D) debian インストール

debian のインストーラが起動するのでそのまま画面のメッセージに
従うだけです。日本語を選択できます。下記のメモは一例なので、
環境によって変更してください。
(インストーラは [TAB]で選択して [Enter])

・言語選択
  Japanese 日本語

・キーボード選択
  日本 106キー

・ネットワークの検出
  DHCP自動検出

・ホスト名設定
・ドメイン入力

・アーカイブミラー選択
  日本

・サーバー
  デフォルト

・プロキシ
  無し

・ディスクパーティショニング
  ディスク全体を使う
  ・SCSI2 sda 47.1GB SCEI Sec:Master-3

  ・すべてのファイルを1つのパーティションに
    1 基本 46.5GB B f ext3 /
    5 論理 600.4MB f スワップ

  ・パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み

  ・ディスクに変更を書き込みますか?
    はい

・「NewWorld ブートパーティションは見つかりませんでした。
  yaboot ブートローダは少なくとも 819200バイトのサイズの HFS Macintosh
  ファイルシステムを使った Apple_Bootstrap パーティションを必要とします。
  メニューに戻ってパーティショニングを再開しますか?」

  と表示されたら「いいえ」

・「PowerPC PReP パーティションが見つかりませんでした。
  メニューに戻ってパーティショニングを再開しますか?」

  と表示されたら「いいえ」

・rootパスワード設定
・ユーザー設定

・インストールするカーネル
linux-image-2.6.16-1-ps3pf

・インストールするソフトの選択
   デスクトップ環境
  * ウェブサーバー
   印 サーバー
   DNSサーバー
  * ファイルサーバー
   メールサーバー
  * SQLデータベース
   ラップトップ
  * 標準システム

 デスクトップ環境を入れると最初に X が起動してしまう。
 PS3 の画面モードでは表示されないので最初は入れないで必要に応じて
 構築した方がよさそう。

・Samnba Server
ワークグループ/ドメイン名設定

・インストール完了
・再起動

(E) debian 起動

デスクトップ環境を入れると最初に X が起動してしまう。
480i だと表示されないので、とりあえず CTRL + ALT + F1 で console に降りる。

root でログイン。
テレビ画面は厳しいので、とりあえず

# apt-get install ssh

これで PC の putty 経由で作業できるようになったので、以後そちらから。
samba にユーザー登録 (ユーザー名が handle とすると)

# smbpasswd -a handle

設定書き換え

# vi /etc/samba/smb.conf

[homes] の中の「writable = no」を yes に書き換える

セーブしたら

# /etc/init.d/samba restart

これで PC から samba でファイル転送できるようになったので、
リモートで環境設定とか。

CELL 用の SDK とか rpm で配布されているので、そのままでは install できなくて
変換が必要なようです。debian に無いパッケージの依存とか、もしあればそれらも
用意しないといけないので、PS3 らしい環境にするにはちょっとすんなりとは
いかないみたいです。

PS3 Linux を仕事に使ってみる

会社で PS3 Linux を LAN につないでどこまで使えるか試してみます。
ただ自分はもともと UNIX あがりで、Windows でも普段から UNIX 系エディタ(Vim)
やコマンドシェルを使っているのであまり一般的ではないかもしれません。

●一般

・ネット系
 Xbox360 だと社内の LAN につないでも Live にアクセスできませんでしたが、
 PS3 では普通に使えています。環境依存だとは思いますが、本体のブラウザも
 Linux からのアクセスも一般の PC と全く同じように使うことができました。

・ブラウザ、共有ツール
 Fedora Core 5 を install すると Firefox が入るので、ブラウザベースの
 グループウエアやツールはあたりまえだけど問題無しです。
 社内の Wiki とか mantis とか、普段と変わらず PS3 から書き込みです。

・excel
 社内のさまざまな書類等は excel でやり取りされることがあります。
 Fedora Core5 に入っていた Spreadsheet で開けました。
 でも最初に起動するまで結構またされます。
 全体的にアプリケーションのロードが遅いようです。

・エディタ
 とりあえず vim/gvim は普段 Windows でも使っているのでそのまんまです。
 svn でチェックアウトしてコード編集してなどなど、テキスト系の作業は
 それほど重くもなく扱えます。漢字コードの扱いさえ注意すれば日本語も大丈夫。

・ファイル共有
 Windows の共有サーバー(Samba)にアクセスできました。explorer のように
 デスクトップから区別無く使えています。

多数ウィンドウを開くと、他のアプリ呼び出しや切り替えで結構重いですが
さまざまなデスクトップアプリケーションが最初からそろっていて
意外に十分な感じです。

●市販アプリ

・Maya8
 市販アプリの Linux 版が動くかどうか、だめもとで探してみました。
 Maya8 は Linux 用も rpm で用意されているのですが、やっぱり intel 系のみで
 PPC 版はありませんでした。

●その他カスタマイズとか

・メッセンジャー
 仕事と関係ないけど個人環境のセットアップということで。最初から入ってる
 gaim 使って、PS3 から MSN Messenger につないでます。

さすがに無茶してるのでアプリケーションを複数開くと切り替えが重いのだけど、
メール書いたりドキュメント作ったり資料を見たりコードを書いたりと、
普段仕事でやってることが PS3 でも割と何とかなってしまうのが不思議な感じです。
デスクトップ系アプリを複数起動すると重いですが。